【チュルリョーニス展レビュー】絵画と音楽の二刀流アート、“音のある絵”の正体|辛酸なめ子

1/13

騎士を象徴している塔から煙が立ち上っていて、人間の生活感を表しているような「祭壇」。精神を高めるため日々精進せよというメッセージを感じます。

2/13
3/13

美術学校入学の年に描かれた「森の囁き」。手が木々を竪琴のように奏でている独創的な作品で、才能の萌芽を感じさせます。

4/13

小さな木々がリズムを奏でる、二連画「プレリュード」と「フーガ」。木というより人間のように見える擬人化表現が不思議な作品です。

5/13
6/13

第3ソナタ、「蛇のソナタ(アンダンテ)」「蛇のソナタ(スケルツォ)」は、リトアニアの蛇にまつわる神話をモチーフにしながら、モチーフや色調の変化に音楽を感じさせます。

7/13

右の作品は、葛飾北斎の代表作『冨嶽三十六景』シリーズの「神奈川沖浪裏」に影響を受けたとされる波が描かれた「第5ソナタ(海のソナタ)フィナーレ」。左は「第5ソナタ(海のソナタ)アンダンテ」

8/13

「第6ソナタ(星のソナタ)アレグロ」は、宇宙空間と銀河の霧が描かれていて、混沌としながらも美しい作品。チュルリョーニスは星々と交信して描いていたのでしょうか。

9/13

「ライガルダス」はチュルリョーニスの故郷ドルスキニンカイの近くの谷間の風景です。この地に伝えられる、沈められた街の悲しい伝説を思うと、暗い雰囲気の絵に見えてきます。

10/13

「おとぎ話(城のおとぎ話)」は、明るくて上昇していくような感覚になる作品。この頃チュルリョーニスは人生も充実していたようです。

11/13

「おとぎ話(王たちのおとぎ話)」の二人の王たちが手に持って眺めているドームには、リトアニアの美しい自然が収められています。

12/13

「おとぎ話III(三連画「おとぎ話」より)」山へいたる道を描いている「おとぎ話」の三連作はかすかな希望を感じさせます。

13/13

太陽に月、森、宇宙、地球など、崇高な精神世界を描いているような「レックス(王)」。王が人々の魂を導いてくれます。

FEATURE
HELLO...!