サンフランシスコ発、アーティスト主導で出版されるユニークなアートマガジン「THE THING Quarterly(ザ・シング・クォータリー)」が日本初上陸。代官山「蔦屋書店」にて3月15日(火)までの期間限定で最新号とバックナンバーの販売を含めた、同マガジンの特別展が開催中だ。
同誌は年に4人のアーティストをフィーチャー。アーティスト、作家、デザイナー、映画監督、ミュージシャン、世界中のさまざまなカルチャーシーンで活躍する奇才たちが毎号登場する。「わたしたちはモノそれぞれが持つ力や背景に秘めるストーリーが日常での芸術の大切さを物語ると信じている」という言葉を元に、アーティストそれぞれが日常に存在するモノとの関係性を見つめ直し、様々な形式と表現、テキストで作り込まれたオブジェクトを誌面上で生み出している。
直接アートにふれ、体験できる新しいアクセスポイントを目的とし、アーティストが手掛ける実験的な出版物として2007年に発刊。現在はアーティストやデザイナーのみならず、様々なメーカーやブランド、工房や工場などを取り上げ、身近に存在するあらゆるモノに新しい意味と価値観を見いだそうとする実験的な注目のアート誌だ。
最新29号では現代彫刻家リッキー・スワロウをフィーチャー。彼が選んだ身近なモノ、朝食用の「エッグカップ」を見つめ直し、再構築した新しいセラミック製のエッグガップを生み出し、そのプロセスを紹介した雑誌が付録としてついてくる。代官山 蔦屋書店では一部バックナンバーの販売。また、完売したバックナンバーを展示している。新しい”モノ”へのユニークな解釈を楽しんで。
「THE THING Quarterly ISSE 29」 ¥13,800(税込)
THE THING Quarterly特別展
会場:代官山 蔦屋書店2号館 1階 ギャラリースペース
開催中〜3月15日(火)
代官山 蔦屋書店
電話:03-3770-2525
http://real.tsite.jp/daikanyama/event/2016/02/the-thing-quarterly.html
Produced by Kichen and company