2016.09.13

「幻」の原稿も展示! 漫画家・安野モヨコの大規模個展が池袋パルコで開催中

アート・カルチャーの発信拠点「パルコミュージアム」が、東京・渋谷パルコの一時休業の伴い、池袋パルコへ移転し、9月1日にリニューアルオープンした。移転後も引き続き、アート・デザイン・カルチャー・ファッションなど、枠にとらわれない多種多様な企画を生み出す場所として発信していく。

オープニングを飾るのは、『安野モヨコ展「STRIP!」 PORTFOLIO 1996-2016』。漫画家・安野モヨコの全仕事を網羅する初めての大規模個展が、池袋パルコミュージアムで9月26日まで開催中だ。


(C)Moyoco Anno / Cork

『ハッピー・マニア』で、恋愛とは何かを。『働きマン』で、仕事の味を。『さくらん』で、女の生き方を。『シュガシュガルーン』で、心のありかを。『オチビサン』で、自然や日常の美しさを。漫画という器の中に、女性の本音や悩み、ファッションなどを反映させ、深い共感と高揚をもたらしてくれる安野モヨコ作品。同展では、彼女の20年超の画業から、選りすぐりの原画を鑑賞することができる。


『ハッピー・マニア』(C)Moyoco Anno / Cork

展示作品は、1995年連載スタートの『ハッピー・マニア』から、現在連載中の『オチビサン』『鼻下長紳士回顧録』まで。代表作のトビラ絵や名シーンを網羅し、一堂に展示する。また、同展および同時刊行画集のため筆を執った、描きおろし作品もお披露目となる。


『働きマン』(C)Moyoco Anno / Cork

また、単行本未収録となった、ファンの間では「幻」と呼ばれている『さくらん』第2部の原稿も展示される。会場では、同時刊行の新作作品集を販売している。

「描くことは純粋に好きだし、いつだって愉しい」と語る安野モヨコ。会場に足を運んで、エネルギッシュな彼女の作品の数々に触れてみて。


『さくらん』(C)Moyoco Anno / Cork

安野モヨコ展 「STRIP!」 PORTFOLIO 1996-2016
日時:9月1日(木)~9月26日(月)10:00~21:00
(最終日は~18:00閉場。入場は閉場の30分前まで。会
期中無休)
場所:パルコミュージアム (東京都豊島区南池袋1-28-2 池袋パルコ 本館7F)
入場料:一般500円、学生400円(税込)、小学生以下無料
http://www.parco-art.com