今年で10回目を迎える国際舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー17」が、2017年9月30日(土)に開幕。オープニングを飾るタイのダンサー・振付家による野外ダンス公演『トキトキサル』を皮切りに、演劇やダンス、音楽など14演目以上がラインナップ。池袋を中心に熱いステージを展開する。
今年で10回目を迎える国際舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー17」(F/T17)が、2017年9月30日(土)に開幕する。オープニングを飾るのは、タイのダンサー・振付家による野外ダンス公演『トキトキサル』。カラフルな衣装を身にまとった総勢40名の出演者が、南池袋公園や池袋の街中を舞台にして踊ったり、練り歩いたりの無料公演は、観客も参加できるというユニークなもの。これを皮切りに、池袋を中心とした各会場では、演劇やダンス、音楽など14演目以上が上演される。
国境やジャンルを超えて舞台芸術の魅力を多角的に提示してきたF/T、第10回の今回のテーマは「新しい人 広い場所へ」。国内外から集結する同時代の優れた舞台作品の上演を軸に、各作品に関連したトーク、映画上映などのプログラムを展開する。今年の見どころのひとつは、岸田國士戯曲賞受賞作家の柴幸男による新作『わたしが悲しくないのはあなたが遠いから』。なんと東京芸術劇場 シアターイースト/シアターウエストの2劇場を俳優たちが行き来して上演するという、まったく新しい取り組みの演劇に熱い視線が集まっている。台湾の人気ブランド、TRAN泉による衣装にも注目だ。
また、毎年アジア地域から1ヵ国を特集する「アジアシリーズ」の第4弾にも注目。中国ミレニアル世代を代表するアーティスト、チェン・ティエンジュオがアート、クラブカルチャーを融合したライブパフォーマンスを展開する『忉利天(とうりてん)』や、インターネットやポップカルチャーに耽溺する若者たちを描いた『恋の骨折り損―空愛①場―』などの3作品やトークを通じて、中国の現代文化に対するイメージを大きく覆される、刺激に満ちた体験ができそうだ。また、フェミニストである美術家で舞台俳優の遠藤麻衣が夫で美術家の村山悟郎と共に東京ドイツ文化センター内に滞在、「結婚」というテーマについて制作し演じる『アイ・アム・ノット・フェミニスト!』は、村上亮太(RYOTA MURAKAMI)が参加した衣装も含めて見逃せない。各公演や関連イベントの詳細はF/T17オフィシャルサイトをチェック、チケット購入はお早めに!
フェスティバル/トーキョー17
http://www.festival-tokyo.jp/
会期:2017年9月30日(土)〜11月12日(日)
場所:東京芸術劇場、あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)、南池袋公園、PARADISE AIRほか
F/Tチケットセンター:03-5961-5209(12:00~19:00、会期中無休)
オンライン予約はオフィシャルサイトへ(24時間受付)