ロイヤル コペンハーゲンの日本ローンチ50周年を記念した特別展「Memorable Moments: The Heritage」が現在、東京・丸の内本店で開催中。デンマーク王室が所蔵する逸品の数々や、現代デンマークを代表するアーティストによるユニークピースがずらりと並ぶ。
日本とデンマークが外交関係樹立100周年を迎えた1967年に日本でのビジネスを開始したロイヤル コペンハーゲンの日本ローンチ50周年を記念した特別展「Memorable Moments: The Heritage」が現在、同ブランドの東京・丸の内本店で開催中。開窯以来240年以上守り続けてきたクラフツマンシップが息づくアイテムの中から珠玉の逸品が並ぶ。
今回の特別展では、デンマーク王室の貴重な所蔵品の中から、国王クリスチャン7世の命によって1790年より制作が始まった「フローラ ダニカ」の貴重なピースなどを特別に展示。デンマークに自生する植物の原寸大の細密画を収めた同名の植物図鑑を原典としたコレクションの美しさは息をのむほど! また、1911年に初回の制作が行われた、ゲアハルト・ヘニングがアンデルセンの童話に題材を求めた絢爛豪華なオーバーグレイズピース「えんどう豆の上に寝たお姫様」が展示販売されている点にも注目が集まっている。
また、50周年を記念して「ブルーフルーテッド ハーフレース」「ブルーフルーテッド フルレース」などのシェイプにアンダーグレーズ技法と吹き付け技法を用いて日本の芍薬や桜を描いた、現代デンマークを代表するヴィジュアルアーティスト、メッテ・ハネマンによるユニークピースの数々も見逃せない。今回、ハネマンのインスピレーション源となったのは、1880年代にロイヤル コペンハーゲンのアーティスティックディレクターとして活躍したアーノルド・クローが安藤広重や葛飾北斎に影響を受けて制作したユニークピース。伝統と革新の同居を実現し、時代を超えて輝き続けるロイヤル コペンハーゲンの世界を体感するチャンス。ぜひ会期中に訪れてみて。
ロイヤル コペンハーゲン 日本ローンチ50周年 特別展「Memorable Moments: The Heritage」
日時:2017年10月7日(土)〜22日(日)11:00~19:00 ※10月16日より一部展示替え
場所:ロイヤル コペンハーゲン 本店(東京都千代田区有楽町1-12-1)
電話:03-3211-2888
www.royalcopenhagen.jp
text:Shiyo Yamashita