ブレンド法を用いた初のロゼ シャンパーニュとして1818年に誕生した「ヴーヴ・クリコ ローズラベル」が、今年で200周年を迎える。赤銅色の泡と立ち上るレッドフルーツのアロマが特徴の、力強くもエレガントなシャンパーニュ。アニバーサリーイヤーにその魅力を改めて味わって。
世界初のブレンド法を用いたロゼ シャンパーニュとして1818年に誕生した「ヴーヴ・クリコ ローズラベル」が、今年で200周年を迎える。赤銅色の泡と立ち上るレッドフルーツのアロマが特徴の、力強くもエレガントなシャンパーニュ。その魅力は200年を経た今も増すばかりだ。「ヴーヴ・クリコ ローズラベル」¥8,000(全国主要百貨店/ハイエンドスーパーマーケットで発売中)
1818年当時、ロゼ シャンパーニュといえばエルダーベリーの抽出物を混ぜる着色法で製造されるものだったそう。創業1772年のシャンパーニュメゾン、クリコにあって、2代目フランソワ・クリコの未亡人として27歳の若さで家業を継ぎ、ブランド名もヴーヴ(未亡人の意)・クリコと改名、手腕を発揮していたバルブ・ニコル・クリコ・ポンサルダンことマダム・クリコは、これに決して満足しなかったという。セラーマスター(最高醸造責任者)として類い稀な才能を発揮していた彼女は、お気に入りだったシャンパーニュ地方ブジー村のブドウから赤ワインを製造し、これを白ワインとブレンド。これにより、史上初のブレンド法によるロゼ シャンパーニュ「ヴーヴ・クリコ ローズラベル」が誕生した。
「ヴーヴ・クリコでは今でも、200年前にマダム・クリコが生み出したのと同じ方法で、赤ワインをブレンドしてロゼ シャンパーニュを作っています。このヴーヴ・クリコ伝統のサヴォアフェールによって、力強さとエレガンスを兼ね備えた、極めて緻密なロゼ シャンパーニュを作ることができるのです」と話すのは、マダム・クリコの精神を受け継ぐ、10代目セラーマスターのドミニク・ドゥマルヴィル。エレガンスとスタイリッシュさの絶妙なバランスが楽しめるこのシャンパーニュは、春のお祝いのシーンにもぴったり。パーティーへの手土産にしても喜ばれるはずだ。「偉大なる女性(ラ・グランダム)」と呼ばれたマダム・クリコの独創的で大胆なクリエイション、この機会に改めて触れてみて。
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text : Shiyo Yamashita