ジェーン・バーキンの長女で写真家として活躍、2013年に死去したケイト・バリーの追悼写真展が2018年4月9日(月)〜15日(日)、東京・神宮前の「BOOKMARC」にて開催される。開催前日の8日(日)には妹のシャルロット・ゲンズブールを招いてのオープニングレセプションも!
ジェーン・バーキンの長女で女性ファッション誌を中心に写真家として活躍、2013年に亡くなったケイト・バリーの追悼写真展が2018年4月9日(月)〜15日(日)、東京・神宮前のマーク ジェイコブスが手がけるブックストア「BOOKMARC」にて開催。開催前日の8日(日)には妹のシャルロット・ゲンズブールを招いてのオープニングレセプションも行われる。
ケイトは1967年ロンドン生まれ。父は世界的な音楽家のジョン・バリーで、1歳の時にセルジュ・ゲンズブールと交際を始めた母ジェーンと共にパリに移住。'71年に生まれた妹のシャルロットと共に育てられる。写真家としては遅咲きで、28歳でそれまで働いたファッション業界から足を洗い、写真学校に通ったというエピソードは有名。
「ELLE」や「VOGUE」をはじめとした女性誌では、斬新な構図を取り入れたファッション写真で独自のスタイルを築いたケイト。最も得意としたのは、カトリーヌ・ドヌーヴやソフィア・コッポラ、カーラ・ブルーニ・サルコジ、ソニア・リキエルなどといった各界の著名人の意外な魅力を引き出したポートレートだった。作品が各方面で高く評価されていたものの、2013年12月11日、パリの16区のアパルトマンのテラスから投身。46歳で短い一生を終えている。理由は今なお不明のままだ。
日本との結びつきも強く、東日本大震災で被害を受けた南三陸町の女性たちを支援する「アマプロジェクト」(代表・村上香住子) に母ジェーンとともに協力していたケイト。2013年春の『京都グラフィー 国際写真フェスティバル』で個展を開催した時には、このプロジェクトのドキュメンタリー写真も展示していた。
今回の写真展「ACTRICES」は、欧州各地で行われてきた追悼展が日本に巡回してきたもの。最愛の姉を失った悲しみをようやく乗り越え、最新アルバム『レスト』にも「Kate」という曲を収めるに至ったシャルロットがオープニングレセプションに登場するのも話題のひとつ。また、日本での開催に合わせて500部限定で作られたエキシビション図録(¥3,500)の販売も。欲しい人は早めに足を運んで。
ケイト・バリー写真展「ACTRICES」
会期:2018年4月9日(月)〜15日(日) ※オープニングレセプション:2018年4月8日(日)18:00〜
会場:BOOKMARC B1Fギャラリー(東京都渋谷区神宮前4-26-14)
時間:12:00〜19:00
休館日:会期中無休
03-4335-1711(マーク ジェイコブス カスタマーセンター)
https://www.marcjacobs.jp/contents/bookmarc.php
text : Shiyo Yamashita