東京・銀座のKHギャラリー銀座では、コシノヒロコが多感な時代に多大な影響を受けた中原淳一の貴重な絵画と、コシノの描いた女性の肖像画で構成された「特別展示 コシノヒロコ 中原淳一へのオマージュ」を開催中。「美しく生きること」を永遠のテーマとした中原にコシノが捧げるオマージュは必見!
戦前から戦後にかけて、品格ある女性の美しさを描き続けた中原淳一と、その中原に影響を受けたコシノヒロコ。2人の作品を展示する「特別展示 コシノヒロコ 中原淳一へのオマージュ」が、東京・銀座のKHギャラリー銀座で開催されている。
中原淳一は昭和初期に少女雑誌の人気画家として一世を風靡した人。彼は1946年には独自の女性誌『それいゆ』を創刊したほか、続いて『ひまわり』『ジュニアそれいゆ』なども創刊し、戦後の苦しい時代に生きる女性たちに、ファッションもライフスタイルも、そして心まで「美しくあれ」と、幸せに生きるための道筋も示してカリスマとなった。コシノは多感な時期に中原の作品に触れ、大きな影響を受けたそう。今回の展覧会には、そんな中原の作品の中から、貴重な絵画5点を特別に展示する。
また、展覧会ではコシノが中原へのオマージュとして和紙に墨で描いた、横顔の肖像画をはじめとしたさまざまな女性像など数十点も展示。彼女の作品には、中原の作品と同じく、自分を大切にする女性たちの凛とした強さが見事に描き出されている。編集、イラストレーション、ファッション、ヘアメイク、ドールアート、インテリアなど幅広い分野で時代をリードした中原と、1964年に大阪でオートクチュール・アトリエを開設して以来、日本を代表するファッションデザイナーの1人として、またアーティストとしても活躍してきたコシノ。時代の先を見つめ続けた2人の表現に触れる、またとない機会だ。
特別展示 コシノヒロコ 中原淳一へのオマージュ
会期:〜2018年11月4日(日)
会場:KHギャラリー銀座(東京都中央区銀座4-3-13 和光並木通ビル B1F)
時間:10:30〜19:00 ※10月18日(木)は18:00まで
休廊日:10月21日(日)、28日(日)
※会期中、一部の作品について展示替えを実施
03-5159-6877
http://www.kh-gallery.com/