ニューヨークを拠点に活動するアーティスト、丸山サヤカによるインスタレーション展「memorandom」が、2019年5月11日(土)までの期間、東京・渋谷の「(PLACE) by method」にて開催。4月15日(月)〜27日(土)は本展と連動したヘアスタイリスト、河野富広による展覧会「The Art of Wig Making vol.2 in Tokyo “PERSONAS”」も会場隣の「CIRCLE」にて開催される。
ニューヨークはブルックリンを拠点に独自の視覚表現を追求するアーティスト、丸山サヤカによるインスタレーション展「memorandom」が、2019年5月11日(土)までの期間、東京・渋谷の「(PLACE) by method」にて開催。
1983年生まれの丸山サヤカは、写真、ドローイング、ショートフィルム、コラージュや映像など、様々な手法を使いながら独自の視覚表現を展開するアーティスト。「memorandom」というのは、彼女が日々直感的に生み出されるアイデアやランダムな思考イメージ、パーソナルヒストリーなどの断片を積み重ねていく感覚で一冊にまとめた「私と世界の対話の断片を綴る記憶の目録」なのだという。
今回の企画展では、丸山の1冊目の作品集『memorandom 0』の販売と、本書に収められた2011~2019年に制作された作品のインスタレーション展示を実施。『memorandom 0』について「私たちは日常生活において、置かれた環境や見たもの、感覚的・身体的に経験したことに、自分なりの形で大なり小なり感応・共鳴しながらランダムなメッセージを受信している。 自分でも解釈しづらい、断片的な発想・記憶の集合体を、自分の視点と整理作業をすることで、印刷物として保存し、可視化することが大切だと思った」と語る彼女の、独自の視点や思考を垣間見ることができる。
また、4月15日(月)からは本展と連動し、丸山のパートナーであり、クリエイティブ・プラットフォーム、konomadを共同で立ち上げた“ヘア・アンド・ヘッドプロップアーティスト”、河野富広によるウィッグのインスタレーション展「The Art of Wig Making vol.2 in Tokyo “PERSONAS”」を隣接する会場「CIRCLE」にて開催。これは2018年にパリで実験的に行った、空中に浮遊するウィッグのインタラクティブインスタレーションの第2弾となるもので、ポップロック・カルチャーから多大な影響を受けている河野ならではの視点で選んだ、歴代のヘアスタイル・アイコンをウィッグで表現している。また、「memorandom」の世界観からインスパイアされて制作した、新作のウィッグも登場。「memorandom」と合わせてこちらもお見逃しなく。
丸山サヤカ「memorandom」
会期:2019年4月12日(金)〜5月11日(土)
会場: (PLACE) by method(東京都渋谷区東1-3-1 カミニート#14)
時間:12:00〜19:00
閉廊日:日曜・祝日、4月29日(月・祝)〜5月6日(月・休)
03-6427-9296
河野富広「The Art of Wig Making vol.2 in Tokyo “PERSONAS”」
会期:2019年4月15日(月)~27日(土)
会場:CIRCLE(東京都渋谷区東1-3-1 カミニート#14)
時間:12:00〜19:00
閉廊日:日曜
http://wearemethod.com/
text : Shiyo Yamashita