北欧モダンを代表するインテリアブランド、アルテックの日本初となる直営店「Artek Tokyo Store」が2019年4月27日(土)、表参道にオープンした。アルヴァ・アアルトらの名作家具をはじめとしたアルテックの広範なコレクションに加え、アルテックと価値観を共有するブランドの製品も。心地よい空間で豊かなライフスタイルを実感!
北欧モダンを代表するフィンランドのインテリアブランド、アルテックの日本初の直営店「Artek Tokyo Store」が、2019年4月27日(土)、表参道にオープンした。
地上1階、地下1階の広々とした空間には、アルヴァ・アアルトやイルマリ・タピオヴァーラによる名作から、ロナン&エルワン・ブルレックやコンスタンチン・グルチッチなど、現代のデザインシーンを牽引するデザイナーたちによる新作まで、アルテックの家具や小物がずらり。また、アルテックと価値観を共有するフィンランドや日本のブランドの製品、更にはアルテックのグループカンパニーであるヴィトラの製品も置かれている。
1936年にヘルシンキ中心部にオープンした最初のアルテックの店は、自社製品以外の厳選されたプロダクトも扱う、現代におけるライフスタイルショップの先駆けのような存在だったそう。「Artek Tokyo Store」はその精神を受け継いだ、現代における豊かな暮らしを提案する場所と言える。
「Artek Tokyo Store」開店記念特別モデルとして、イルマリ・タピオヴァーラの名作「ドムス チェア」の背もたれと座面に特別な革を使った「ドムス チェア オンネア」が50脚限定で発売。「オンネア」はフィンランド語で「おめでとう」のこと。フィンランドのアアルト大学で学んだプロダクトデザイナーの熊野亘が革のセレクトを担当した。
また、4月のミラノサローネ国際家具見本市で発表されたフィンランドと日本の外交関係樹立100周年を祝う特別コレクション「FIN/JPN フレンドシップ コレクション」も日本上陸。第一弾として、皆川明がアルヴァ&アイノ・アアルト夫妻の建築やプロダクト、部品などから象徴的な要素を抽出、そのイメージを再解釈した絵とともにまとめた本『ああるとのカケラ』や、アイノ・アアルトが1930年代に桜の花をモチーフにデザインしたテキスタイル「キルシカンクッカ」を京都の工場でハンドプリントしたコットンのファブリックと、それから作られた風呂敷などが販売されている。
2009年5月24日(金)〜26日(日)には、岩手県に伝わる伝統技術と、現代フィンランドを代表するデザイナー2名、ヴィッレ・コッコネンとハッリ・コスキネンとのコラボレーションから生み出された新しい暮らしのブランド、iwatemoの日本初お披露目となる販売会を開催。会期中は南部鉄瓶、木の家具、磁器のお皿や酒器などで構成される全ラインナップを購入できる。会期中は親日家としても知られるヴィッレとハッリも在店。25日(土)17:00〜18:00にはトークイベントも開催するので、ぜひこの機会に開発秘話に耳を傾けてみて。
Artek Tokyo Store
03-6427-6615
住所:東京都渋谷区神宮前5-9-20 1F、B1F
営業時間:11:00〜20:00
定休日:火曜
https://www.artek.fi/
text : Shiyo Yamashita