ロイヤル コペンハーゲンのテーブルウェアの新シリーズ「HAV<ハウ>」の日本での発表の場として、7月6日(土)・7日(日)の2日間、21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3にて「HAV<ハウ>—海と塩のインスタレーション」が開催される。塩を用いて作品を制作するアーティスト、山本基とのコラボレーションは必見!
2019年4月のミラノデザインウィーク2019にて発表された、ロイヤル コペンハーゲンのテーブルウェアの新シリーズ「HAV<ハウ>」。その日本での発表に際し、7月6日(土)・7日(日)の2日間、21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3にて「HAV<ハウ>—海と塩のインスタレーション」と題したイベントが開催される。
言葉のいらない、親しい人との温かな集いや、自然に触れ、ありのままの自分に還る喜びを叶えるために生まれたという「HAV」のエルゴノミックなデザイン。ボウル 500ml ¥10,000、カップ ¥10,000 ※7月17日(水)本店及び一部店舗での先行発売、8月21日(水)全国発売
デンマーク語で「海」を意味する「HAV」は、2021年にニューヨークに完成予定の「2 ワールドトレードセンター」の設計などで世界的に注目される気鋭の建築家ビャルケ・インゲルスと、プロダクトデザイナーのラース・ラーセン、イェンス・マーティン・スキスブテッドが2009年にコペンハーゲンで設立したデザインユニット、KiBiSiが手がけたシリーズだ。
エルゴノミックな温かみと、北欧らしいシンプリシティを備えたシェイプ、ハンドスプレーで吹き付けられたブルーとグリーンがかった黒が溶け合うさま、アンダーグレーズ技法ならではの透明感など、さまざまな魅力が詰まったこのシリーズには、霧の中で刻一刻と表情を変えるデンマークの海、空に溶けゆく水平線、波の飛沫とうねりなどが表現されている。
そんな「HAV」の日本での発表に合わせて行なわれる今回のイベントは、浄化や清めを喚起させる「塩」を用いてインスタレーション作品を制作、国内外で活躍するアーティスト、山本基とのコラボレーション。砂浜に押し寄せる波のような塩の作品には、かけがえのない人との繋がりが表現されている。山本はこれまでも展覧会の最後に作品を鑑賞者と共に壊し、その塩を海に還す「海に還るプロジェクト」を行なっているが、今回も最終日の夕方に開催。参加者がその塩を持ち帰り、いつの日かそれぞれがその塩を海に還すことによって、このイベントは完結するという。
会場では、ロイヤル コペンハーゲンがこのシリーズの発表を機に取り組む、海への誓いのアクション「Promise in Blue」への参加を募る予定。このアクションでは美しい海との思い出の写真、または海の美しさを守る約束のメッセージを募集。秋には集まったすべての写真とメッセージを使い、海に誓うアート作品に仕上げて東京・丸の内のロイヤル コペンハーゲン 本店で発表するというから楽しみ。私たちの美しい海を未来へと繋ぐための活動、参加してみては。
「HAV<ハウ>—海と塩のインスタレーション」
会期:7月6日(土)・7日(日)
会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3(東京都港区赤坂9-7-6 ミッドタウン・ガーデン内)
時間:10:00〜19:00 ※7日(日)は16:30入場締め切り/「海に還るプロジェクト」17:00受付開始、18:00終了予定
入場無料
https://www.royalcopenhagen.jp/
text : Shiyo Yamashita