東京・代官山の「KASHIYAMA DAIKANYAMA」では2019年9月14日(土)〜10月13日(日)、ジャンポール・ゴルチエの特別企画展「EXPANDING FASHION by JEAN PAUL GAULTIER」を開催。オートクチュールの貴重なコレクションピースの展示や彼の半生を描いたミュージカルショー『Fashion Freak Show』特別編集版の日本初上映も!
東京・代官山の「KASHIYAMA DAIKANYAMA」では2019年9月14日(土)〜10月13日(日)、前衛的で挑戦的なコレクションで40年以上にわたりファッション界の重要人物であり続けるジャンポール・ゴルチエの特別企画展「EXPANDING FASHION by JEAN PAUL GAULTIER」を開催する。
1952年にパリ郊外で生まれたゴルチエは、70年に18歳でピエール・カルダンに入り、キャリアをスタート。いくつかのメゾンを経て76年に独立、80年代前半には最も注目される若手デザイナーの一人として世界的に有名になった。
84年にはメール・オブジェクトとしてメンズウェアを発表、97年にはオートクチュールコレクション「Gaultier Paris」をスタートさせている。2004〜10年にはエルメスのウィメンズウェアデザイナーも務めた。14年には自身のブランドのプレタポルテコレクションを終了、以降はオートクチュールに専念している。
文化面に対する貢献度も高く、90年にはマドンナの「ブロンド・アンビション・ツアー」の衣装を担当。この時の衣装は当時のポップ・カルチャーのアイコン的な存在として、今なお語り継がれている。映画の衣装も数多く手がけており、89年公開のピーター・グリーナウェイによる『コックと泥棒、その妻と愛人』にはじまり、マルク・キャロとジャン=ピエール・ジュネの『ロスト・チルドレン』(95)、リュック・ベッソンの『フィフス・エレメント』(97)などが評判に。中でもペドロ・アルモドバルとのコラボレーションは有名で、『キカ』(93)、『バッド・エデュケーション』(04)、『私が、生きる肌』(11)の3作品の衣装は高い評価を受けている。
今回の展覧会を主催するのは、70年代後半から長年にわたってゴルチエを支えてきたオンワード。館内ではオートクチュールの貴重なコレクションピース13体の展示や、18年にパリで初めて開催された、ゴルチエの半生を歌とダンス、ファッションで表現したミュージカルショー『Fashion Freak Show』の特別編集版の日本初上映を行うほか、今回のために特別にリプロダクトされた限定アイテムも販売。また、ゴルチエの代名詞とも言えるブルーストライプで彩られたカフェには限定スイーツが登場するほか、カフェスペースの一角にはゴルチエと親交の深いファッションフォトグラファーで映像ディレクターのジャン=バプティスト・モンディーノによる写真作品を展示する。
パリ、イタリア、ロンドンで9ヵ月上演され大きな話題となった『Fashion Freak Show』は、20年より世界ツアーがスタート。今再び注目が集まるゴルチエの世界を、展覧会を通じてたっぷり味わって。
KASHIYAMA DAIKANYAMA 特別企画展「EXPANDING FASHION by JEAN PAUL GAULTIER」
期間:2019年9月14日(土)〜10月13日(日)
場所:KASHIYAMA DAIKANYAMA(東京都渋谷区代官山町14-18)
時間:11:00〜20:00 ※カフェは11:00〜21:00(L.O.20:00)
休館日:10月7日(月)※KASHIYAMA DAIKANYAMAの休業日に準ずる
入場料:無料
https://www.kashiyamadaikanyama.com
text : Shiyo Yamashita