東京・日本橋室町に遂にグランドオープンした「COREDO室町テラス」。地下1階~地上2階の3フロアに国内外一流の「食」やこだわりの「モノ」「コト」を提供する31店舗が出店。なかでも2階の全フロアを占める、台湾より初上陸した“くらしと読書のカルチャー・ワンダーランド”こと「誠品生活日本橋」は要チェック!
東京・日本橋室町に「COREDO室町テラス」が2019年9月27日(金)にグランドオープン。なかでも台湾より日本初上陸を果たした、“くらしと読書のカルチャー・ワンダーランド”こと「誠品生活日本橋」に注目が集まっている。
「誠品生活」は「Books, and Everything in Between.」をコンセプトに掲げ、台湾・中国・香港で49店舗を展開する人気のカルチャー体験型の店舗。「誠品生活日本橋」は日本1号店でもあり、50店舗目となる。1989年に「誠品書店」として創業、「アジアで最も優れた書店」とも評される独特の店舗作りで成長を続けてきた。2016年にはCNNの「世界で最もクールな百貨店14」にも選出されている。
「誠品生活日本橋」は「誠品書店」「誠品文具」「セレクト物販・ワークショップ」「レストラン・食物販」の4ゾーンで構成。核となる書籍ゾーンの「誠品書店」は大手書店チェーンの有隣堂が運営を担当している。注目は本国でも長年続けてきたという「誠品選書」のコーナー。1990年から台湾の誠品書店で行われてきた、月毎に推薦図書を選ぶプロジェクトで、一般的なベストセラーとは異なる書籍が紹介されている。
「誠品文具」には世界各地からセレクトされたデザイン性の高い文具が集結。また、11月14日(木)までの会期で、1905年創業のコクヨのロングセラーアイテムや、時代を捉えて進化したニュースタンダードアイテムの魅力を発信する期間限定ショップがオープンしている。さらに、セレクト物販・ワークショップゾーンには、日本初上陸の台湾ブランドも。台湾人と日本人の女性コンビによる、女性のための漢方ライフスタイルブランド「DAYLILY」や、パイナップルケーキなどが人気の、台湾の老舗菓子店の「郭元益」、台湾茶から作った珍しい香水のブランド「P. Seven 茶香水」など、注目のブランドが並ぶ。
レストラン・食物販ゾーンには、台北のおしゃれエリア、富錦街で人気のスタイリッシュな台湾料理レストラン「富錦樹台菜香檳(フージンツリー)」が出店。新鮮な野菜やフルーツをふんだんに取り入れ、油を控えたヘルシーな料理は、お酒に合うようにしっかりと味付けがされつつも優しい味わいのもの。特に、ボトルで21種類も用意されているほか、グラスでも楽しめるシャンパンとのマリアージュがおすすめだそう。台湾の豊かな食文化が楽しめるよう野菜料理、海鮮料理、肉料理、卵・豆腐料理、麺・ご飯料理、スープ、デザートと、バラエティに富んだメニューが用意されている。厳選した台湾の食材や調味料を使用した料理の数々は、日本向けにアレンジせず、台北本店そのままの調理法で本場の味が堪能できるのが嬉しい。
さらには台湾では「誠品生活」とパートナーシップを結んでいる猿田彦珈琲は、ブックディレクター・幅允孝を総合プロデューサーに迎え、「コーヒーと言葉」をテーマとする新しいコンセプトの店舗「猿田彦珈琲 誠品生活日本橋店」をオープン。幅が様々なジャンルの本からピックアップした39個の言葉が、藤井亮介が内装を手がけた店内に、ライゾマティクスデザインによるモーショングラフィックスによって映し出されるという、ユニークな空間となっているので注目だ。
約50の台湾ブランドやワークショップなどを通じて、台湾の最新文化を発信しながら、「誠品生活」ならではの視点で日本橋の歴史や文化も編集する「誠品生活日本橋」。これまでになかったタイプの店舗の誕生で、日本橋がますます活気づきそうだ。
COREDO室町テラス
https://mitsui-shopping-park.com/urban/muromachi/
住所:東京都中央区日本橋室町3-2-1
営業時間:ショップ 10:00~21:00/レストラン 11:00~23:00
※一部店舗は異なる/ランチタイム、ディナータイムは店によって異なる
text : Shiyo Yamashita