村上隆×ドラえもんのコラボが2年ぶりに実現。「スーパーフラットドラえもん」、ペロタン東京で開催

村上隆と『ドラえもん』がコラボレーションした新作絵画を紹介する展覧会が、ペロタン東京にて開催中。本展は村上にとってはペロタンにおける13回目の個展であり、ペロタン東京での初個展。2017年に森アーツセンターギャラリーで開催、その後全国に巡回している「THE ドラえもん展」や、2020年の『ドラえもん』連載50周年に呼応する展覧会となる。

村上隆と『ドラえもん』のコラボレーション絵画14点を紹介する展覧会が、ペロタン東京にて開催されている。これまでも『ドラえもん』をテーマとした絵画作品を発表してきた村上だが、今回の展示作品はすべて新作だ。

「スーパーフラット」とは、かつて村上が現代美術作品を制作するにあたって生み出した、日本の伝統絵画とマンガ、アニメ文化との同質性を抽出、その境界を曖昧にした言葉。2000〜01年にかけて日本とアメリカで開催された、村上のキュレーションによる展覧会のタイトルでもある。

村上は2002年にそごう美術館で開催された「THE ドラえもん展」に「ぼくと弟とドラえもんとの夏休み」を出展。また、「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」の際には自身のシグネチャー的なモチーフのひとつである「お花」と「ドラえもん」を合わせた、6m×3mの巨大な作品「あんなこといいな できたらいいな」を制作、これはこの展覧会のメインヴィジュアルともなった。本展はこれらの展覧会、そして2020年の『ドラえもん』連載50周年と呼応する展覧会。ドラえもんの形をしたシェイプドキャンバス作品など14点が展示されている。

村上は2017年にアストルップ・ファーンリ現代美術館（ノルウェー）、シカゴ現代美術館（アメリカ）、ガレージ現代美術館（ロシア）、2018年にフォートワース近代美術館（アメリカ）、バンクーバー美術館（カナダ）、2019年に大館（香港）など、世界各国での個展が続いており、いずれも各美術館の史上最多入場者数を更新しているという。

なお、本展は年末年始も12月31日（火）、1月1日（水・祝）以外は通常通り開廊。冬休みを利用して六本木を訪れる人なども、ぜひギャラリーに足を運んでみて。



村上隆「スーパーフラットドラえもん」 
会期：～2020年1月25日（土） 
会場：ペロタン東京 （東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル 1階）
開館時間：11:00～19:00 
休館日：日曜・月曜・祝日
観覧料：無料 
03-6721-0687
https://www.perrotin.com