「とらや パリ店」のオープン40周年を記念して、「とらや」では2020年9月1日(火)より順次、特別な菓子を販売。第一弾として登場するのは「ピエール・エルメ・パリ」とのコラボレーションによる“イスパハン”フレーバーの小形羊羹。9月26日(土)からは「虎屋 赤坂ギャラリー」と「虎屋 京都ギャラリー」にて特別展も開催する。
「とらや」が「とらや パリ店」のオープン40周年を記念して、2020年9月1日(火)より順次、特別な菓子を販売する。第一弾として登場するのは「ピエール・エルメ・パリ」とのコラボレーションによる、同ブランドを代表するフレーバー、“イスパハン”の小形羊羹だ。
「とらや パリ店」は1980年10月6日に、和菓子を通して日本文化を海外に紹介したいという思いのもと、パリにオープン。一方、「ピエール・エルメ・パリ」は22年前に世界1号店を日本に出店。ともに異国の地で自国の菓子や文化を広めるべく取り組みを行なってきた2社が、今回初めてコラボレーションを実現した。バラ・ライチ・フランボワーズの3つのハーモニーが魅力の“イスパハン”と和菓子との出合いは史上初となる。
小形羊羹「イスパハン」は最初に甘酸っぱいフランボワーズ、食べ進めるうちに華やかなライチ、そして最後にバラの香りが立ち上り、羊羹本来の甘味が感じられるというもの。“イスパハン”のフレーバーを表した3色の円と、とらやの商品パッケージの筆文字を手掛けている書家・古郡達郎による「ISPAHAN」の揮毫があしらわれたパッケージも魅力だ。
9月26日(土)〜11月1日(日)には、濃紅・薄紅・白の3色が混ざり合ったバラとライチ風味のそぼろ餡の中に、白餡で包まれたフランボワーズ風味の水羊羹製角芯が入った、きんとん製「イスパハン」と、葛で固めたとろりとしたフランボワーズジュレをなめらかなバラ風味とライチ風味の餡、薄紅の求肥で包み、色付けした氷餅を散らした求肥製「イスパハン」の2つの生菓子が登場。見た目の華やかさも嬉しく、手土産にしたら喜ばれること請け合いだ。
また、「トラヤカフェ」各店舗では9月1日(火)より、“イスパハン”のハーモニーをイメージした、華やかな風味の「あんペースト[イスパハン]」と、“イスパハン”を構成する3種類のフレーバーのひとくちサイズ羊羹を詰め合わせた「ヨウカンアラカルト[ローズ・ライチ・フランボワーズ]」を販売。いずれもなくなり次第販売終了となる。「トラヤカフェ」では、“イスパハン”の風味を生かしたカフェメニューも販売予定だ。
一方、一部売場を除くとらや各店舗では、9月26日(土)〜11月1日(月)、カカオ入りの煉羊羹、白煉羊羹、そしてコーヒー入りの煉羊羹の取り合わせから生まれた、黒・白・茶からなる縦縞模様のカカオ珈琲羊羹「昼下がりのカフェ」を販売。こちらもなくなり次第販売終了となるので、早めに手に入れたい。
さらに「虎屋 赤坂ギャラリー」では 「ピエール・エルメ・パリ」をパートナーに迎え、和菓子とフランス菓子をテーマにした「ようこそ!お菓子の国へ ―日本とフランス 甘い物語―」展 を9月26日(土)〜2021年4月11日(日)に開催。一方、「虎屋 京都ギャラリー」では9月26日(土)〜11月1日(日)、京都の若手職人が制作した、「パリ」をテーマにしたさまざまな作品を展示する「京の伝統産業 × Paris × Wagashi」展を開催する。いずれもここでしか見られない、貴重な展示になるはず。お見逃しなく。
とらや
https://www.toraya-group.co.jp/
text : Shiyo Yamashita