フラワーアーティストの東信らによるクリエイティブ集団AMKKの新作インスタレーションが登場。「Paludarium Tachiko & Yasutoshi」、StandByにて開催

フラワーアーティストの東信とボタニカルフォトグラファーの椎木俊介を中心とするクリエイティブ集団、AMKKによるインスタレーションエキシビション「Paludarium Tachiko & Yasutoshi」が、2020年12月12日(土)〜2021年1月31日(日)に原宿・StandByにて開催される。花や植物の潜在的な美しさを浮き彫りにしてきた彼らによる新たな表現に注目したい。

フラワーアーティストでオートクチュールの花屋「JARDINS des FLEURS」を主宰する東信とボタニカル・フォトグラファーの椎木俊介を中心とするクリエイティブ集団、AMKKによるインスタレーションエキシビション「Paludarium Tachiko & Yasutoshi」が、2020年12月12日(土)より開催される。会場は10月に原宿・キャットストリート沿いにオープンしたインスタレーションスペース、StandByだ。

「Paludarium」シリーズ
「パルダリウム」シリーズの第4弾で、今回展示される「密閉型環境実験システム・パルダリウム刀子」

AMKK(東信、花樹研究所)は花や植物のみが有する最も神秘的な形を見つけ、それを芸術的レベルに変換し表現することで植物の存在価値を高めることを目的とする集団。これまで、世界中に足を運び、訪れた土地よりインスピレーションを受けゲリラ的に花屋をオープンするプロジェクト「FLOWER SHOP KIBOU」をはじめ、花と人が交わる瞬間美を切り取る写真作品群「FLOWER AND MAN」、成層圏に花や盆栽を打ち上げるドキュメント作品「EXOBIOTANICA」などを発表してきた。

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装置には植物に必要な水やりや温湿度管理ができる給水システムや噴霧器、観察用の特製フラワールーペ、送風のためのファン、植物に音楽を聴かせられる完全防水スピーカーなどを搭載。

彼らの活動は国際的にも評価が高く、ギャラリーや美術館での展示のほか、エルメスのディスプレイ植栽演出、ドリス ヴァン ノッテンのファッションショーへの作品提供、ノワール ケイ ニノミヤのコレクションでの生花を用いたヘッドピースやマスクの制作、フラグメントデザインとのコラボレーションなど、その活動は広範囲に及んでいる。

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StandByの外観。Photo by Shimizu Ken

今回展示されるのは、19世紀のイギリスで発明され、その後パリ万博にも出展された植物保管機であるパルダリウム(温室)に着想を得た「パルダリウム」シリーズ。AMKKはこのパルダリウムに新たな解釈を加え、さまざまな機能を装備、現代の密閉型環境システムを作り上げた。現実の世界とは切り離された雰囲気を持つStandByの空間とAMKKの作品世界が呼応するさま、ぜひ体感して。



AMKK「Paludarium Tachiko & Yasutoshi」
会期:2020年12⽉12⽇(⼟)〜2021年1⽉31⽇(⽇)
会場:StandBy(東京都渋⾕区神宮前5-11-1)
時間:10:00〜19:00
休館日:火曜、2020年12月28日(月)〜2021年1月5日(火)
https://www.instagram.com/amkk_project/



text : Shiyo Yamashita

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