広島県の宮島で最古の寺院、大聖院を舞台に行われる気鋭のアーティスト3組による作品展示を、現地とオンラインの両方で体験できるイベント「menewal edition zero」が、現地では2021年2月20日(土)〜23日(火・祝)、オンラインでは2月24日(水)より開催される。特設ウェブサイトでは大聖院での展示を360°VRで再現、オンラインでも会場にいるような臨場感が味わえる。
広島県の宮島で最古の寺院、大聖院に展示される、河村康輔、COSMIC LAB、JEMAPURという気鋭のアーティスト3組による作品を、オンライン展示でも楽しむ。そんな新しい体験ができるイベント「menewal edition zero」が、現地では2021年2月20日(土)〜23日(火・祝)、オンラインでは2月24日(水)より開催される。
今回展示されるのは、いずれも大聖院をテーマに制作した作品。空海が唐より帰朝後、宮島に渡って修行をした弥山の霊火堂で、西暦806年に弘法大師が護摩修行した際より燃え続ける「きえずの火」や、福徳・智恵・降伏の徳を備えた弥山の守護神「三鬼大権現」。大聖院の1200年に及ぶ歴史文化を、それぞれがアート作品に昇華している。
今回のイベントでは、広島出身のアーティスト、河村康輔が「三鬼大権現」にクローズアップした、コロナ禍における現代の願いにも通じるアナログコラージュアート「Three」を発表。また、映像クリエイター集団のCOSMIC LABが大聖院と弥山の深層にある精神風土を表現したXR映像と、サウンド・デザイナーのJEMAPURの、フィールドレコーディングを素材とするハイパーソニック・サウンドとのコラボ作品「decode」も発表される。
オフライン展示では大聖院の静謐な空間とアートの相互作用が実際に体感できるが、Matterportを使って大聖院での展示を360°VRで再現するオンライン展示も楽しみ。また、menewalのために制作されたTシャツなどのスペシャルアイテムを会場と特設サイトで販売するので、こちらも要チェックだ。ウィズ/アフターコロナにおける新しい観光誘客の取り組みとしても、大いに注目されそう!
「menewal edition zero」
オフライン:2021年2月20日(土)〜23日(火・祝)、オンライン:2月24日(水)〜
お展示場所:宮島弥山大本山 大聖院 客殿 (広島県廿日市市宮島町210)
時間:13:00〜18:00(特設サイトにて完全予約制)
入場料:無料/予約制
https://www.menewal.com/
text : Shiyo Yamashita