2018年にスタートしたホームフレグランスのグローバルブランド「elemense(エレメンス)」が、新製品のポタリーストーンディフューザー、ディフューザーオイル、ディフューザートレーなどとともに遂に日本デビュー。2021年6月19日(土)〜27日(日)には中目黒のHIKEにてポップアップストアを開催する。
2018年に米国にてスタートしたホームフレグランスのグローバルブランド「elemense」が、遂に日本デビューを果たした。ブランドのディレクションはロサンゼルスでライフスタイルショップのtortoiseを運営、波佐見焼ブランド「HASAMI PORCELAIN」のディレクションも行う篠本拓宏が手がけている。
440年余にわたる香りづくりの歴史を背景にもつ日本香堂が、日本のプロダクトを米国をはじめ海外に紹介してきた篠本を迎えることで、現代的な暮らしに合う、美しい佇まいを感じさせる香りづくりに挑んだ「elemense」。今回日本先行で販売がスタートしたのは、「ポタリーストーンディフューザー」「ディフューザーオイル」「ディフューザートレー」の3アイテムだ。
まず注目したいのが、自然の中で長い時間をかけて育まれた石の形を信楽焼で表現した「ポタリーストーンディフューザー」。「ディフューザーオイル」を数滴たらすとオイルが多孔質の陶に浸透して、芳香が空間に広がる。実際に手に持ってみると思いのほか軽く、またマットな質感でありながら滑らかな仕上がりが心地好いこのディフューザーには、3種類の形状が。自然の石と同じく、1点ずつ表情が違うのも魅力だ。
「ディフューザーオイル」の香りは、邪念を取り払い、心身を静かに清める「kiyobi」(浄火:火のエレメント)、灰の温もりのように孤独を癒やし安らぎを与えてくれる「nukubai」(温灰:土のエレメント)、強靭な鉄と流れる水を思わせる、澄んだ感覚を呼び起こす「tetsukon」(鉄紺:水のエレメント)の3種類。また、インセンスには、これら3つの香りに、自然の木々や花を愛でるように思いやりの心が芽生える「suou」(蘇枋:木のエレメント)、年月を経ても朽ちない石のように強い意志が心に宿る「sekishin」(石心:金のエレメント)を加えた、合わせて5つの香りが用意されている。
いずれも古代中国に端を発する自然哲学、五行説にもとづく5つのエレメント、木・火・土・金・水に着想を得た香り。「ポタリーストーンディフューザー」から漂う柔らかな香りや、美しく立ち上る煙とともに広がる上品な香りが、インテリアに豊かな表情を与えてくれるのが嬉しい。
オイルからテーブルや台を守るアイテムとして、池を思わせるような「ガラスミラー」と、石庭をイメージした「ポーセリン」の2種類のトレーも。ストーンの下に敷くことで、見立ての楽しみが広がる。また、上下どちらに挿しても使え、インセンスを焚く姿をさらに美しくする真鍮製の「エイコーン ブラス インセンス ホルダー」もある。
6月19日(土)〜27日(日)には中目黒のインテリアショップ、HIKEにて、初めてのポップアップストアを開催。“香りを放つオブジェ”として活躍する「ポタリーストーンディフューザー」の静かな存在感と自然のエレメントから着想した多層的な香りを、北欧のヴィンテージを中心とした上質なインテリアの中で体感して。
elemense POP-UP STORE
会期:2021年6月19日(土)〜27日(日)
場所:HIKE(東京都目黒区東山1-10-11)
時間:11:00〜18:00
定休日:火曜・水曜
03-5768-7180
elemense
https://elemense-fragrance.com/
text : Shiyo Yamashita