ファッションの力で社会問題の解決を。「+IPPO PROJECT」がオンラインバザーを開催

ファッションの持つポジティブな力を、社会問題の解決に使いたい。そんな思いからスタイリストの井伊百合子・編集者の渡部かおり・PRの枝比呂子の3人が立ち上げた「+IPPO PROJECT」が活動の第2回目として、児童養護施設などから巣立つ子どもたちを支える「ゆずりは」とタッグを組み、「ドネーションバザー」を開催する。

ファッションの持つポジティブな力を、社会問題の解決に繋げたい。そんな思いから生まれた「+IPPO PROJECT」は、スタイリストの井伊百合子・編集者の渡部かおり・PRの枝比呂子の3人が2021年1月からスタートさせたプロジェクトだ。その「+IPPO PROJECT」が、来る7月28日(水)より、活動児童養護施設などを巣立った人たちのその後を支えるアフターケア相談所「ゆずりは」と組み、今年1月から開催された第1回に続く第2回「ドネーションバザー」を実施する。

左から渡部かおり、「ゆずりは」高橋亜美、井伊百合子、枝比呂子。
左から渡部かおり、「ゆずりは」高橋亜美、井伊百合子、枝比呂子。

「ゆずりは」は高橋亜美が代表を務める、児童養護施設などを巣立った人たちのその後を支えるためのアフターケア相談所。虐待や貧困、親との死別などで家庭で生活できない子供たちを保護者に代わり社会が養育・保護する「社会的養護」。現状の制度では、基本的には高校を卒業した時点で、また中退した場合はその時点から自活を余儀なくされることになるが、そこには長期的なケアが必要な子ほど早期に社会に出て自立・自活することを求められるという矛盾がある。

2021年3月にTWIGGY.で開催された第一回の様子。
2021年3月にTWIGGY.で開催された第1回のポップアップショップの様子。

「ドネーションバザー」は、「+IPPO PROJECT」の渡部とプロデューサーの塩見祥子が主宰するファッションのプラットフォーム「THE SHE」にて開催するオンラインバザー。ファッションスタイリストの荒木大輔や一ツ山佳子、ファッションエディターの天野志穂、俳優の井浦新、作家・マンガ家の小林エリカ、写真家の岡本充男、料理家の渡辺有子などなど、多彩な面々によって寄付された愛用の服や雑貨などをバザーに出品し、運営費を除いた売り上げの全てを「ゆずりは」に寄付することにしている。ちなみに、前回の「ドネーションバザー」では総額135万8927円が「ゆずりは」に寄付されたという。
「THE SHE MAGAZINE」にも注目。
「THE SHE MAGAZINE」にも注目。

オンラインマガジンの「THE SHE magazine」では対談やインタビュー、取材などを通して「+IPPO PROJECT」の活動を伝えていくとともに、寄付の詳細やレポートを掲載していく予定。また、9月10日(金)〜12日(日)には実際に手に取って選べるポップアップショップも開催するので要チェック。持ち物を循環させることで社会貢献に繋げる、ポジティブな活動。ぜひこの機会に、社会的養護、そしてそれに繋がる貧困や虐待などの問題にも目を向けてほしい。


「+IPPO PROJECT ドネーションバザー」
【オンライン】
日時:①2021年7月28日(水)13:00〜/②8月18日(水)13:00〜
会場:「THE SHE」(https://theshetheshe.com/)特設サイト内

【ポップアップショップ】
会期:2021年9月10日(金)〜12日(日)
会場:ヘアサロンTWIGGY. ギャラリースペース「Flat 101」(東京都渋谷区神宮前3-35-7 1F)



text : Shiyo Yamashita





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