21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3では、カルティエ現代美術財団が主催する「横尾忠則:The Artists」を、2021年10月17日(日)まで開催する。展示されているのは、同財団の依頼で横尾が描いた、肖像画のシリーズ全139作品。横尾の計り知れない独創的な才能に改めて気付かされる展示となっている。
横尾忠則が世界の芸術家や科学者らの肖像画に挑戦。カルティエ現代美術財団が主催する「横尾忠則:The Artists」が、21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3にてスタートした。
カルティエ現代美術財団と横尾の関係は、2006年にヨーロッパでは初となる横尾の絵画展を開催したことからスタート。2011年には「Mathematics: A Beautiful Elsewhere」展のポスターを横尾に依頼している。同財団では横尾の主要な2作品、「五感の叫び」(1999年)と「湯の町睡蓮(芸者鏡)」(2004年)を所蔵しており、これらの作品は東京都現代美術館で開催中の大規模個展「GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?」(〜2021年10月17日)に展示中だ。
財団は2014年、設立30周年を迎えるにあたって、財団における展覧会の歴史を刻んできた人々の肖像画を彼に依頼。横尾は1日に1作品か2作品、時には3作品というペースで、3ヶ月をかけてこれらの肖像画を仕上げていったという。描かれているのは、三宅一生やサラ・ジー、マーク・ニューソン、ロン・ミュエク、石上純也、川内倫子、アニエス・ヴァルダ、 蔡國強、クリスチャン・ボルタンスキー、ジャン=ポール・ゴルチエなど。本展では自画像も含め、その後描き下ろした肖像画も展示。いずれもユニークで強烈な個性を持つ人物の魅力を見事に描き出した作品となっている。
なお、会場では映像作家の岡本憲昭が本展のために制作した映像も上映。都内のアトリエで横尾がカルティエ現代美術財団や21_21 DESIGN SIGHTの創立者でもある三宅一生との関係について、心のままに語る姿が捉えられているので必見だ。
「横尾忠則:The Artists」
会期:〜2021年10月17日(日)
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3(東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン)
開館時間:平日 11:00〜17:00、土曜・日曜・祝日 11:00〜18:00 ※変更する可能性あり
休館日:火曜
入場料:無料 ※混雑状況によっては待機入場の場合あり
0210-301-757(カルティエ カスタマー サービスセンター)
http://www.2121designsight.jp/
text : Shiyo Yamashita
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