無印良品が、普段から使えて災害時に役立つ「いつものもしも」シリーズの3セットをリニューアルするとともに緊急時に役立つ新商品「いつものもしも ハンカチ」「いつものもしも 着るバッグ」を新発売。また9月は災害時に役に立つ情報発信「いつものもしも期間」を1ヵ月に拡大、防災関連商品の紹介や参加型イベントも行う。
無印良品が「携帯する」「持ち出す」「備える」という3つの場面に合わせて役立つ商品をセレクトした「いつものもしもセット」3セットをリニューアル。普段から使えて災害時に役立つアイテムを厳選したセットが、セット内容を一部変更しつつ、パッケージそのものももしもの時に役に立つ道具となるよう改良した。
「いつものもしも 携帯セット」は、いつもはバッグの中などに携帯して使え、もしものときには、歩いて帰るときにも役立つもの。不織布マスクや携帯用救急絆、除菌シートなどが入っている。備えに対するハードルをぐんと下げるべく、価格も¥1690から¥990という手頃な価格に変更された。いつもは外出や旅行の際に使え、避難時にも役立つ「いつものもしも 持ち出しセット」は、もしもの時に濡らしたくないものを簡易に持ち出せるように、水が入りにくく、持ち手のついたパッケージに。コンパクトヘッドライトや大判ボディシート、撥水サコッシュなどが。
また、アウトドアでの活動の際に使えて、もしものときには、自宅で過ごすときに役立つ「いつものもしも 備えるセット」は、エマージェンシーシートや袖口が長い軍手、携帯トイレ(3日分)などが入っているもの。棚やデスク下での収納もしやすく、中身が取り出しやすい蓋つきファイルボックス型に改良された。
また、2021年9月1日(水)~9月30日(月)には無印良品の店舗にて、防災関連商品の紹介や参加型イベントなど、さまざまな取り組みを行う「いつものもしも」月間を開催。また、10月以降も、毎月11日〜17日の7日間を「いつものもしも期間」として、「もしものごはん」「もしものエチケット」「もしもの避難」など、月ごとのテーマに沿った防災に役に立つ情報を、各店舗や無料アプリ「MUJI passport」、SNSを通じて発信していくという。
同社ではこの9月から一般社団法人 災害時緊急支援プラットフォームと連携し、災害発生時に良品計画の社員・スタッフがボランティア活動に参加することを後押しする「災害ボランティア制度」もスタート。これからも、防災用品の販売というモノの側面からみならず、情報や人を含めた3軸から成る防災プロジェクトを展開していくという。私たちも日頃からの備えを改めて見直しておきたい。
無印良品「くらしの備え。いつものもしも。」
https://www.muji.com/jp/ja/feature/other/559811
text : Shiyo Yamashita