ディプティックが創業60周年を記念して、日本では初となるホームコレクション「デコレーションコレクション」を発売。キャンドルアクセサリー、オブジェ、テーブルアイテムに加え、マドカ・リンダルによるテーブルウェアと「ル・グラン・トゥール」の装飾的オブジェという限定アイテムも登場した。
ディプティックより、創業60周年を記念して日本では初となるホームコレクション「デコレーションコレクション」が登場。キャンドルアクセサリー、オブジェ、テーブルアイテムなど、幅広いアイテムが揃った。
クリスチャンヌ・モンタドル=ゴトロ、イヴ・クエロン、デスモンド・ノックス=リットの3人が1961年に立ち上げて以来、フレグランスと装飾の世界において、特別な地位を築き上げてきたディプティック。メゾンの装飾芸術は「アール・ド・ヴィーヴル(生活の芸術)」そのものであり、人々の暮らしを創造性豊かに彩ってきた。
今回登場したのは、ムラーノガラスと色を何層にも重ねる技術を用いて、光と影の戯れを表現したキャンドルホルダーやタンブラー、モンタドル=ゴトロが1960年代に手がけたアイコニックなファブリックモチーフ「Basile」を使ったテーブルウェアや、陶芸家のトマ・ブロークがデザインしたソープディッシュなど。グラフィカルで心躍るデザインのアイテムが並ぶ。
また、パリ在住の日本人陶芸家・マドカ・リンダルによる、キュートな顔が描かれたせっ器のプレートやミニボウル、ミニフラワーベースが限定コレクションとして登場。同じく限定キャンドルやオードトワレなど香りのアイテムが先行発売された、60周年記念コレクションの第4弾「ル・グラン・トゥール」のデコレーションコレクションも。こちらには歴史あるフランスの陶器ブランド、ジアンの工房で作られたプレート(完売)、ポルトガルの熟練磁器職人が手作業で製作するキャンドルホルダーなどが。
「ル・グラン・トゥール デコレーション コレクション」からは、パリ・ヴェネチア・ミリエス・京都・ビブロスの5都市からインスピレーションを得つつ、先祖伝来のノウハウを守っている職人たちとともに作り上げた装飾的なオブジェも登場。パリは、アーティストのセシール・ビションがデザインした、流れるワックスを連想させるブラックのセラミック製キャンドルホルダーを20個限定で。ヴェネチアではムラーノガラスの職人による、ヴィヴィッドな色が混在するベースが、やはり20個限定で製作された。
ナントを拠点に活動する陶磁器スタジオ、アトリエ・ポリエドルは、かつてディプティックの創業者たちが夏の間過ごしたギリシャの村ミリエスにちなみ、古代ギリシャで使用されていた「アリュバロス」と呼ばれる花瓶の形に着想を得たフラワーベース「I」を80個限定、「Y」を20個限定で製作。京都からは洛中高岡屋が古い着物の帯を利用して製作した、世界30個限定の「おじゃみ座布団」が。そして7000年前からの地中海の歴史を物語るレバノンの街ビブロスのイメージで作られたのは、ラ ヴィ アン ブロンズがディプティックのためにデザインした、100個限定のブロンズ製フラワーベースだ。
「デコレーションコレクション」「ル・グラン・トゥール デコレーション コレクション」は公式オンラインストアと、11月にオープン予定の新店舗、ディプティック表参道にて販売。また、「ル・グラン・トゥール デコレーション コレクション」は、2021年10月10日(日)まで表参道のGYREで開催されている「Le Grand Tour Pop-up Omotesando」でも展示されているので、ぜひ足を運んでみて。
ディプティック「Le Grand Tour Pop-up Omotesando」
会期:2021年9月10日(金)~10月10日(日)
会場:GYRE(東京都渋谷区神宮前5-10-1 1階)
時間:11:00〜20:00(事前予約制)
ディプティック
https://www.diptyqueparis.com/ja_jp
text : Shiyo Yamashita









