ダライ・ラマも認めた画家、藤田理麻が新作個展「Antariksa~天と地の狭間~」を開催

スピリチュアルな世界をファッショナブルに描く画家、藤田理麻の新作個展「Antariksa~天と地の狭間~」が、2021年11月3日(水・祝)〜9日(火)、伊勢丹 新宿店 本館6階のアートギャラリーにて開催される。今回のテーマはサンスクリット語で「天と地の狭間」を意味する「Antariksa(アンタリクサ)」。先が見えず不安な時代に希望を見出す術を、作品の中に見つけて。

スピリチュアルな世界をファッショナブルに描くアメリカ在住の画家、藤田理麻の新作個展「Antariksa~天と地の狭間~」が、2021年11月3日(水・祝)〜9日(火)、伊勢丹 新宿店 本館6階のアートギャラリーにて開催される。藤田にとって同ギャラリーでの個展は、今年で28回目となる。

「ガイア」©Rima Fujita 2021 ミクストメディア/キャンバス 40.5×50cm
「ガイア」ミクストメディア/キャンバス;40.5×50cm ©Rima Fujita 2021 

1979年よりニューヨークで暮らし、現在は南カリフォルニアを拠点に、主にアメリカ、ヨーロッパ、日本で個展を開催している藤田。彼女は夢の中に現れたヴィジョンを、黒の地色のキャンバスの上に鮮やかな色彩を重ねて描き出すという独特な技法で作品制作を行っている。また、画家活動と並行して、2000年には恵まれない子供たちに絵本を作って贈る機関「Books for Children」を設立。これまでに1万5000冊以上の絵本をチベット難民孤児に寄付してきた。今年6月にはダライ・ラマ自らがその数奇な生涯を語り、藤田が絵を手がけた『The Extraordinary Life of His Holiness the Fourteenth Dalai Lama』(Wisdom Publications)を上梓している。

「朝」©Rima Fujita 2021 ミクストメディア/キャンバス 40.5×30cm
「朝」ミクストメディア/キャンバス;40.5×30cm ©Rima Fujita 2021 

今回展示される新作のテーマは、サンスクリット語で「天と地の空間」を意味する「Antariksa(アンタリクサ)」。「不安と恐怖の渦に取り巻かれている世界で、希望を失わずに、日々の生活に喜びと感謝の気持ちを見出すには、私たちはみな肉体レベル以上の存在であることを改めて思い出す必要がある」と語る藤田は、天と地は離れているようでも同じ空間にある、すべては自己の内にあるのだ、とも。会場で作品と向き合えば、困難な時代を生き抜くためのヒントが見つけられるかも。


2021年 藤田理麻新作絵画個展「Antariksa~天と地の狭間~」
日時:2021年11月3日(水・祝)〜9日(火)
会場:伊勢丹 新宿店 アートギャラリー(東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹 新宿店 本館6階)
時間:10:00〜20:00 ※最終日のみ〜18:00
会期中無休
https://rimafujita.com


text : Shiyo Yamashita

 

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ダライ・ラマも認めた画家、藤田理麻が新作の画像_1
「ガイア」ミクストメディア/キャンバス;40.5×50cm ©Rima Fujita 2021 
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「朝」ミクストメディア/キャンバス;40.5×30cm ©Rima Fujita 2021 
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「月光」ミクストメディア/キャンバス;40.5×51cm ©Rima Fujita 2021 
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「頼り」ミクストメディア/キャンバス;40.5×30cm ©Rima Fujita 2021 
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