2020年から完全会員制・住所非公開のパフェバーとして営業してきた「Remake easy」がリニューアル。数々のスイーツブランドをプロデュースするパティシエ・林巨樹がパフェを手がけ、“飲・食・話”それぞれのストーリーを体験できる上質な社交サロンとして生まれ変わった。
禁酒法時代のスピークイージー(隠れ家バー)を彷彿とさせる完全会員制・住所非公開のパフェバー「Remake easy」がリニューアル。「現実と空夢の狭間世界」というコンセプトのもと装いを一新、“飲・食・話”それぞれのストーリーを体験できる上質な社交サロンとして生まれ変わった。
2020年のオープン以来、パフェと共にお酒を楽しめる場として会員に愛されてきた「Remake easy」。今回のリニューアルで内装も大幅に一新、ヴィンテージとモダンが調和した、無機質でありながら温かみを感じる、重厚感溢れる空間となった。目にも美しいパフェを手がけるのは、数々のスイーツブランドをプロデュースする国内トップクラスのパティシエ・林巨樹。アルコールとの相性も考えつつ、季節の素材を厳選して作るパフェは、どれもここでしか味わえないものばかりだ。
2021年12月31日(金)まで提供される限定メニューの「いちじくとカシスのモンブラン」は、グラスの底にカシスシロップとアーモンド生地、カシスジュレを重ね、その上にイチジクと粗く刻んだ和栗の渋皮煮、メレンゲを配置。その上からフランス産シャテーニュマロンのムースをグラスいっぱいに入れたもの。パフェのトップにはマロンムースとなめらかなマロンクリームを同時に絞り出した2色のクリーム、和栗の渋皮煮、イチジク、口溶けなめらかなメレンゲとバニラアイスをトッピングしている。栗の優しい甘さとカシスの酸味が好相性のこのパフェは「キール・ロワイヤル」とのペアリングがおすすめだ。
レギュラーメニューの「イチゴの花畑パフェ」は、フランボワーズのジュレ、クランブルクッキーとアーモンド生地、旬のいちご、アマレットムースを美しく重ねた上に、ホワイトチョコレートムースで包んだバニラアイスとイチゴを飾ったもの。仕上げには撫子の花や銀箔を添え、華やかな宝石のような雰囲気にまとめたこのパフェには「アマレットジンジャー」がよく合う。
さらに「キャラメルショコラとバナナのパフェ」は、キャラメルソテーしたバナナとチョコレートムース、アーモンド生地にチョコレートとカカオニブを混ぜ合わせたクランブルカカオを重ね、チョコレートクリームに包まれたバニラアイスをのせたもの。アーティステックなチョコレートプレートと金箔のトッピングもユニークだ。同パフェに使用されているチョコレートは、すべてオーガニック・フェアトレードのもの。ペアリングカクテルには「アイリッシュ・コーヒー」を選びたい。
会員募集は不定期で行っており、次回は12月上旬に実施予定とのこと。興味のある人は「Remake easy」の公式Twitterを随時チェックすることをおすすめしたい。
Remake easy
住所:東京都渋谷区(非公開)
営業時間:17:00〜23:00(L.O.22:00)
https://www.i-remaker.com/remake-easy/
text : Shiyo Yamashita