LVMHジャパンによる、女性の再就職とキャリアアップをサポートする「ME LVMH JAPAN クライアント・アドバイザー・プログラム」の第2期が2022年4月にスタートする。これに向けて、現在ファッション業界での経験者に限らず、さまざまなバックグラウンドを持つ参加者15名を募集中だ。
LVMHジャパンが2021年4月にスタートさせた、女性の再就職とキャリアアップをサポートする「ME LVMH JAPAN クライアント・アドバイザー・プログラム」。同社では現在、2022年4月に始まる第2期の参加者15名の募集に向けて、オンライン説明会への参加申し込みを受け付けている。
「ME(Métiers d’Excellence)」インスティチュートはLVMHがパリにて2014年に創設した独自の職業訓練プログラムで、若い世代や新たなキャリアを模索する人々のクラフツマンシップや販売技能の習得などを図り、雇用開発することを目的とするもの。これまでにヨーロッパ5か国で33のプログラムを実施し、約1,400人が受講してきた。
アジア初のプログラムとなる「ME LVMH JAPAN クライアント・アドバイザー・プログラム」は、結婚・出産・育児・介護などを経ての復職やキャリアチェンジを希望する女性および性自認が女性の人を対象とし、ファッション、コスメティックス、ウォッチ&ジュエリーの販売における専門的な知識と経験を得るための学習機会とトレーニングを提供するもの。現在募集しているのは、ファッション業界での経験者に限らず、さまざまなバックグラウンドを持つ女性たちだ。
本プログラムは50年以上にわたってファッションと美容の分野における才能を育成してきた学校法人 日本教育財団の国際ファッション専門職大学および専門学校 東京モード学園とのパートナーシップのもとに実施。知識や理論の学習と実務でのトレーニングの両面から受講生のスキルアップをサポートする。さらに、スペシャリストをメンターとした店舗でのインターンシップも実施。クライアント・アドバイザーとしての実務経験を積むことができる。
受講生は特別カリキュラムの授業料が免除されるほか、職場実習期間には生活支援の手当も支給されるという、至れり尽くせりなプログラム。1年間の授業およびトレーニングを終了すると卒業証書が授与され、LVMH傘下ブランドにクライアント・アドバイザーとして就職する機会を得ることができるという。ちなみに、2022年のプログラムには「ベルルッティ」「ブルガリ」「セリーヌ」「ショーメ」「クリスチャン・ディオール・クチュール」「フェンディ」「ゲラン」「ケンゾー」「ロエベ」「ロロ・ピアーナ」「ルイ・ヴィトン」「マーク ジェイコブス」「パルファン・クリスチャン・ディオール」「パルファム・ジバンシイ」「ゼニス」の15ブランドが参加しており、それぞれ各1名を募集する。
初年度の参加者の佐々木理沙子さんは「いろいろなバックグラウンドを持つ受講生と出会えることに加え、学校で包括的にファッションのことを勉強し知識の裏付けを得られること、メゾンの素敵なお店で働けることがこのプログラムの魅力」とコメント。Zoomによるオンライン説明会に参加希望の人は、2022年1月5日(水)までに申し込みを。正式な応募期限は1月23日(日)23:00となる。人事との面接は1月下旬~2月中旬に行われ、2月下旬に合格者が発表されるという流れだ。
再就職やキャリアアップを考えている人には大きなチャンスとなること間違いなしのプログラム。競争率は高いが、応募してみる価値は大いにあるはず!
「ME LVMH JAPAN クライアント・アドバイザー・プログラム」オンライン説明会参加申し込み
締め切り:2022年1月5日(水)
※申し込み受け付け後、登録メールアドレスへ説明会にアクセスするためのZoomリンクを送付
https://forms.office.com/Pages/ResponsePage.aspx?id=aLyce0rjkU-MQJZaipdaTshRFtlyEu1JpoQWzNVfWXBUQU5OWlY4RlRETzZUSldLNjNZMzc5REREVyQlQCN0PWcu
text : Shiyo Yamashita