デンマーク出身のフラワーアーティスト、ニコライ・バーグマンの世界観を表現した「ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズ」が、箱根・強羅にオープンした。ニコライのフラワーデザインを箱根の自然の中に取り入れたガーデン内には、デンマークらしい空間と料理が楽しめるカフェも!
デンマーク出身のフラワーアーティスト、ニコライ・バーグマンの世界観を豊かな自然の中に表現した「ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズ」が、5年の準備期間を経て、箱根・強羅にオープンした。
華やかなフラワーボックスアレンジメントでおなじみのニコライ・バーグマンは、スカンジナビアスタイルを活かしつつ、ヨーロッパのフラワーデザインと日本の伝統文化や風土から得られるインスピレーションを融合した独自の表現で、20年以上にわたって日本を拠点に活躍してきた。その中で、日本で得るインスピレーションをより具現化し、永続的に残したいと考え、長年その夢を実現するための広大な土地を探していたのだという。
そして遂に出合ったのが、手付かずの自然が残る箱根・強羅の8500坪の地。自然と一体になれる理想の場所と直感した彼は、箱根の自然を最大限に残しながら、自身の制作するフラワーアートなどを展示する場所として整備することにしたのだという。
ここで展開されているのは、プランターに植えた花々を置くことで、箱根の動植物のユニークな生態を壊すことなく、花々が咲き誇る季節に合わせて異なる表現ができる「モバイルガーデン」。春は桜、初夏は紫陽花、秋はススキ、そして寒さの中で輝く冬の植物たちといった四季折々の自然と、ニコライの感性で選ばれた花々が共鳴する、ここにしかないガーデンだ。ガーデン内には、ニコライによるフラワーアートやオブジェが点在。ベンチやガラス製のパビリオンなども随所に設置されており、今後もパビリオンでは作品の展示のほか、イベントやワークショップなども行っていく予定とのことだ。
カフェ前のコンクリート坂道から、ガーデン内のオブジェまで、あらゆるものをニコライ氏とスタッフで作り上げた。季節感や気分で色々と変えていくそう。
パビリオンの入口にもさまざまなプランターが置かれている。
ガーデン内にはデンマークらしいモダンなインテリアの中で、地元の素材を使って作るデンマーク料理の要素を取り入れたメニューが楽しめるカフェ「ニコライ バーグマン ノム 箱根」も。テイクアウトにしてガーデン内で楽しむこともできる。
季節ごとに足を運んで、ドラマティックな自然の変化を楽しみたくなる、箱根の新名所の誕生。遊歩道には乾燥させたクマザサやススキを敷き詰めてあるので、ぜひ歩きやすい靴で訪れて。
ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズ
住所:神奈川県足柄下郡箱根町強羅1323-119
開園時間:通常期 10:00〜17:00/冬季(12月〜2月) 10:00〜16:30を予定
入園料:大人 事前Web予約 ¥1,500、現地購入 ¥1,800、学生 事前Web予約 ¥1,100、現地購入 ¥1,400 ※小学生以下無料/駐車料金 普通車 ¥500(園内22台)/いずれも支払いはクレジットカード・電子マネー決済のみ
休園日:毎週月曜/年末・年始
0460-83-9087
https://hakonegardens.jp/
text : Shiyo Yamashita