ユニクロでは、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が主導する、世界の難民が制作する手工芸品ブランド「MADE51」とのコラボレーションキャンペーン「Make a World of Difference」を展開中。オンラインストア限定でキャンペーンオリジナル商品を販売するほか、日本と欧州6ヵ国の主要店舗で順次「MADE51」のポップアップストアを設置する。
ユニクロでは、世界の難民によるものづくりを進める国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の手工芸品ブランド「MADE51」とのコラボレーションキャンペーン「Make a World of Difference」を展開中。日米のオンラインストア限定でキャンペーンオリジナル商品の「UNHCR × UNIQLO 想いをつなぐキーチェーン」を販売するほか、日本と欧米6ヵ国の主要店舗で順次「MADE51」のポップアップストアを設置していく。
「MADE51」はUNHCRのグローバルブランドとして2018年に設立。故郷の伝統技術を継承する難民たちが制作した手工芸品を世界市場に流通させることで、難民自身の自立と生活再建を支援してきた。一方、過去15年以上にわたりUNHCRと連携、新型コロナウイルス感染症対策や緊急支援、衣料支援、雇用支援、自立支援などといった、世界の難民への包括的な支援を行ってきたのが、ユニクロを運営するファーストリテイリング。今回は「MADE51」の商品販売を通して、同ブランドの認知向上とともに、世界各地で避難生活を送る難民が収入を得て、自立した生活を取り戻すことを支援するという。
「UNHCR× UNIQLO 想いをつなぐキーチェーン」は、ケニアと南スーダンの難民キャンプに暮らす、南スーダンを含む東アフリカ地域の職人が製作。期間限定のポップアップストアにはユニクロがセレクトしたビーズ細工や刺繍ポーチなどのアイテムが並ぶが、こちらもシリアやマリなどのアフリカ諸国やミャンマーのロヒンギャ族やカレン族などの難民が、自分たちが母国で培ってきた職人技術を応用し、各地の難民キャンプで製作しているものだ。
ポップアップストアはUNIQLO TOKYO、ユニクロ 銀座店、ユニクロ 原宿店、ユニクロ 浅草店、ユニクロ 吉祥寺店に7月18日(月・祝)まで設置されている。世界の難民問題の恒久的な解決に寄与する取り組み、是非早めにオンランストアやポップアップストアを訪れて、作り手に思いを馳せつつ、美しい伝統工芸に触れてみてほしい。
UNHCR × UNIQLO「Make a World of Difference」
https://www.uniqlo.com/jp/ja/special-feature/made51
text : Shiyo Yamashita