工芸製品の穏やかな風合いと現代的なデザインの感覚を融合させたフランス生まれの“ニュークラフトライト”、LAFABLIGHT(ラファブライト)が日本上陸。5つの基本形のフレームに多彩な糸の配列パターンを掛け合わせて生まれる全60タイプのシェードは、さまざまな空間に寄り添いつつ、独創的な表情を見せてくれる。
メイド・イン・フランスの“ニュークラフトライト”、LAFABLIGHTが日本上陸。工芸製品の穏やかな風合いと現代的なデザインの感覚を融合させた、ありそうでなかった照明器具の登場だ。
フランス中部の街、シャルトルに拠点を構えるLAFABLIGHTは、ディレクターのロラン・ルソーとデザイナーのシリル・マイエが2021年に設立。ヴィンテージに造詣の深いシリルは1950〜60年代に北欧で作られていた、木枠に紐を巻きつけたランプシェードがお気に入りだったそう。ただ、現代のインテリアに合わせるには少し牧歌的すぎると考えた彼は、自らの手でさまざまなフォルムに挑戦し、試行錯誤を繰り返した。LAFABLIGHTは、それを見た長年の友人ロランが実製品として展開できるのでは?とシリルに提案したことから始まったのだという。
メイド・イン・フランスにこだわり、パリから西に200キロほど離れた森に生育するナラ、ポプラ、ブナなどの木々を原材料とするLAFABLIGHTの照明器具。スリットが入った厚さ5mmの薄板に細いロープを張り巡らせることで完成するシェードの組み立てやロープの編み上げは国内の家具工房で一つ一つ、手作業で行っている。
シェードのフレームは「ECHINO(エシノ)」「ARIOCA(アリオカ)」「NOTOCA(ノトカ)」「ASTROFI(アストロフィ)」「ETIOLA(エティオラ)」の5種類。さらに複雑な幾何学模様を描くロープの配列パターン(「ALCERIA(アルセリア)」「KALYPSO(カリプソ)」「UFOLA(ウフォラ)」「QADRO(クアドロ)」の4種類)を掛け合わせることで、全60タイプが揃う。点灯した時と消した時とで、また見る角度によって、シルエットの印象が異なるのも魅力だ。木のフレームと綿糸のロープという天然素材で作られていることもあり、北欧風から和風まで、どんなインテリアにも絶妙に溶け込んでくれる。もちろん、ヴィンテージとの相性も抜群だ。
日本国内では、世界中のファクトリーやブランドの中でもその場所でしか生産されていないもの、その場所でしかできない技術から生まれたものに新たな価値を加えて紹介してきたHOMESTEAD LIMITEDが展開。2022年9月6日(火)〜16日(金)にHOMESTEAD LIMITEDで開催される展示会「HOMESTEAD Interior Exhibition」では受注も行うので、ぜひ現物に触れてみてほしい。
HOMESTEAD Interior Exhibition
会期:2022年9月6日(火)〜16日(金)
会場:HOMESTEAD LIMITED(東京都渋谷区松濤1-1-3 松濤栄光ビル1階)
時間:11:00〜18:00
https://lafablight.com/
text : Shiyo Yamashita