大自然の中を歩きながらアートと出合い、自分を取り戻す。「MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館」、まもなく開催

2020年に奈良県南部・東部エリアにあたる奥大和を舞台に始まった芸術祭「MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館」の3回目が、2022年9月17日(土)〜11月13日(日)に開催される。世界遺産や大自然の中を歩く中で出合う多彩な作品を楽しみつつ、奥大和の魅力を体感できる、またとない機会となりそうだ。


世界遺産登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」を含む奈良県南部・東部地域、奥大和を舞台に2020年に始まった芸術祭「MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館」。その3回目が2022年9月17日(土)〜11月13日(日)に開催される。

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吉野村の美しい風景。

「MIND TRAIL」は大自然の中を最長5時間以上かけて歩きながら、作品をレンズとして奥大和の雄大な自然の魅力をたっぷり満喫できるようにと考えられた芸術祭。過去2回に参加したアーティストたちは、会期終了後も地域の人々との交流を深めてきた。今回のテーマは「Conversation(対話)」。奥大和でさらなる連携が起き、多くの対話が生まれるような新しい試みを行うという。

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過去の出品作より、齋藤精一「JIKU #006 YOSHINO 」 撮影:都甲ユウタ

会場を構成するのは参詣道「大峯奥駈道」の起点となる吉野町、今も山岳修行者たちの聖域とされる天川村、村の大半が室生赤目青山国定公園に指定されている曽爾村の3エリア。プロデューサーの齋藤精一(パノラマティクス主宰)のもと、それぞれ井口皓太(CEKAI代表・映像デザイナー、クリエイティブディレクター)、KIKI(モデル)、西岡潔(写真家、アーティスト)がキュレーターを務め、全34組のアーティストによる作品が自然の中のいろいろな場所に展示される。

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過去の出品作より、覚和歌子+国許泰英「あわい」 撮影:中森一輝

会期に先立ち9月15日(木)には金峯山寺にてプロデューサー、キュレーター、全エリアのアーティストなどが一堂に会するオープニングイベントが開催されるほか、会期中もさまざまなイベントが予定されているので要チェック。もちろん、どう歩いたらいいかわからない!という人のために、9月7日(水)以降、オフィシャルサイトにてコース情報も掲載するというから安心だ。

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過去の出品作より、菊池宏子+林敬庸「千本のひげ根」 撮影:中森一輝

美しい森や川、山々といった大自然の中に身を置き、心身ともにリフレッシュしながら多彩なアートを満喫できる、唯一無二の芸術祭。絵画、映像、写真、書、サウンド、グラフィックなどの多彩なアートが、いつもとは違う解像度で迫ってくるはず。ぜひ余裕を持ったスケジュールで訪れてみて。




「MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館」
会期:2022年9月17日(土)〜11月13日(日)
会場:奈良県 吉野町、天川村、曽爾村
入場料:無料
https://mindtrail.okuyamato.jp/

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