【目 [mé]】都市の運動から抜け出し、「ただ、眺める」体験を。東京・渋谷のSHIBUYA SKYで企画展を開催中

渋谷スクランブルスクエアの展望施設、SHIBUYA SKYでは、2023年3月24日(金)までの期間、現代アートチーム・目 [mé]による企画展「SKY GALLERY EXHIBITION SERIES vol.5『目 [mé]』」を開催中。彼らの視点とSHIBUYA SKYでの体験を掛け合わせることで、ただ物事のありのままを眺める体験を作り出す試みとなっている。

渋谷スクランブルスクエアの展望施設、SHIBUYA SKY 46階のSKY GALLERYでは、2023年3月24日(金)までの期間で、現代アートチーム・目 [mé]による企画展「SKY GALLERY EXHIBITION SERIES vol.5『目 [mé]』」を開催中だ。

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止まることなく活動を続ける都市の姿を、作品とともにただ眺める時間を過ごすための展示。時間によって見え方も大きく違うはず。

「SKY GALLERY EXHIBITION SERIES」は、「視点を拡げる」を共通テーマに、アーティストが本施設を体験したインスピレーションから制作されたオリジナル作品を主軸に展開する本格的なエキシビション。5回目となる今回は、展示空間と観客を含めた状況を作ることで空間を変容させ、現実の不確かさを人々に体験させてきた、アーティスト・荒神明香、ディレクター・南川憲二、インストーラー・増井宏文を中心とする現代アートチーム「目 [mé]」が担当。彼らの視点とSHIBUYA SKYでの体験を掛け合わせることで、訪れた人が普段の景色から解放され、ただ物事のありのままを眺めるという行為を生み出そうという展示になっている。

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東京の大パノラマが楽しめる窓のそばには、大量の時計の針を集めたインスタレーションが。

会場には目[mé]のさまざまな作品が展示されているが、特にインパクト大なのが、大量の時計の針を集めたインスタレーションだ。大きなガラス面にも写真作品が貼られているほか、壁面には映像作品を投影。また、会場のそこここには、本展のウェブサイトに繋がる二次元コードが設置されているのでチェックを。作品、眼下に広がる一つの運動体としての都市の風景、そしてスマートフォンで見られる写真や映像が相まって、特別な感覚を呼び起こす。

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夕刻に訪れれば、灯り始めた街のあかりと、空間に浮かび上がる目[mé]の作品のコントラストが楽しめる。

目[mé]は本展の開催に際して「美術館や商業施設などの展示場とも少し異なる、漠然とした都市の眺めと共にあるSHIBUYA SKYの展示空間。そこで、普段の視点からふっと離れられるような機会を作れたら」(抜粋)とコメント。地上46階という空間で、日常を忘れて目の前に現れるものをただぼーっと眺める、ちょっと贅沢な時間を過ごしてみては。


「SKY GALLERY EXHIBITION SERIES vol.5『目 [mé]』」
会期:〜2023年3月24日(金)
会場:SHIBUYA SKY 46階 SKY GALLERY(東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア)
開場時間:10:00〜22:30(最終入場21:20)
SHIBUYA SKY入場料:WEBチケット(WEB予約)=大人(18歳以上) ¥1,800、中・高校生 ¥1,400、小学生 ¥900、幼児(3〜5歳) ¥500、3歳未満無料/窓口チケット(当日券のみ)=大人(18歳以上) ¥2,000、中・高校生 ¥1,600、小学生 ¥1,000、幼児(3〜5歳) ¥600、3歳未満無料
https://www.shibuya-scramble-square.com/sky/me/

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