2022年に韓国・ソウルで開催、約25万人を動員した話題の展覧会、AWA(Accidentally Wes Anderson)展が、「ウェス・アンダーソンすぎる風景展 あなたのまわりは旅のヒントにあふれている」として日本上陸。東京・天王洲の寺田倉庫G1ビルにて、2023年5月26日(金)までの会期で開催中だ。
2022年、韓国・ソウルで約25万人を動員したAWA(Accidentally Wes Anderson)展が、「ウェス・アンダーソンすぎる風景展 あなたのまわりは旅のヒントにあふれている」として日本上陸。東京・天王洲の寺田倉庫G1ビルにて開催中だ。
ウェス・アンダーソンは1969年アメリカ・テキサス州生まれ。独特の世界観、センス、構図、ユーモアで世界中に熱狂的ファンを持つ映画監督。代表作に『ダージリン急行』(07年)、『ファンタスティック Mr.FOX』(09年)、『ムーンライズ・キングダム』(12年)、『グランド・ブダペスト・ホテル』(14年)、『犬ヶ島』(18年)、『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(21年)などがある。
AWAとは、世界の実在する風景の中からウェス・アンダーソン監督の映画に出てきそうな場所を撮影して投稿するInstagramコミュニティ。このコミュニティは2017年にアメリカ・ニューヨークのブルックリンに住むワリーとアマンダのコーヴァル夫妻が旅行計画のバケットリスト(死ぬまでにしたい100のこと)を構想したことからスタート。今では約170万人のフォロワーを持つ人気コミュニティとなっている。
本展は、AWAのInstagramコミュニティに投稿された写真の中から、アンダーソン監督の映画の1シーンを切り取ったような世界観を持つ300点あまりの写真を、旅に関する10のキーワードのもと、各々が持つ興味深いストーリーとともに紹介するもの。鑑賞者が世界各地の秘密の場所を訪れる人々の旅を疑似体験できるよう、構成には工夫がこらされている。
アンダーソン監督は本人公認の公式ブックに「ここに紹介された写真は、僕が出会ったこともない人々が(わずかな例外をのぞいて)僕が見たこともない場所や物を撮ったものだが――実際僕が撮りそうな写真だ――、偶然に僕であるとはどういうことか、よく理解できた。どうもありがとう。じゃあ意図的に僕であるとは、どういう意味なのだろうか。きっと僕自身のことを指すのだろうが、いまだによくわからない。けれどそれは大したことじゃない。ほかにはない魅力的な風景を発見し、共有してくれたことに、心からの祝福と大きな感謝を伝えたい」との言葉を寄せている。
なお、公式ブック『ウェス・アンダーソンの風景』の日本語版も発売中。現実離れした不思議な感覚に誘ってくれるアンダーソン映画のファンなら、必ずや楽しめるはず!
「ウェス・アンダーソンすぎる風景展 あなたのまわりは旅のヒントにあふれている」
会期:2023年4月5日(水)~5月26日(金) ※休館日なし
会場:寺田倉庫G1ビル(東京都品川区東品川2-6-4)
開館時間:11:00〜19:00/毎週金・土曜、GW(4月30日~5月4日)、最終週(5月22日~25日)は11:00〜20:00
入館料:一般 ¥2,000、大学生 ¥1,500、高校生以下 ¥1,000 ※障がい者手帳の提示で本人と付き添い1名は半額
https://www.awa2023.jp