【アナ・スイ】がユーミンと記念すべきコラボを実現! 「50th Anniversary 松任谷由実コンサートツアー The Journey」が遂にスタート

ユーミンこと松任谷由実がデビュー50周年を記念した全国アリーナツアー「50th Anniversary 松任谷由実コンサートツアー The Journey」を神奈川・ぴあアリーナMMよりスタートさせた。今回のツアーでユーミンをはじめ、バンドメンバーやパフォーマーなどの全衣装を手がけているのがアナ・スイだ。

ユーミンこと松任谷由実がデビュー50周年を記念した全国アリーナツアー「50th Anniversary 松任谷由実コンサートツアー The Journey」をスタートさせた。全衣装のデザイン・監修を担当しているのは、ユーミンと同時代をクリエイターとして歩んできたアナ・スイだ。

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“ユーミン船長”を体現する、最初に登場する衣装。ブルーの羽根つきのハットやストライプのモチーフが印象的。photo : 田中聖太郎

1972年​​、多摩美術大学在学中に荒井由美として「返事はいらない」でデビューしたユーミン。2022年7月5日にデビュー50周年を迎えた彼女は、10月4日に『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』をリリース、史上初の6年代(1970年代、1980年代、1990年代、2000年代、2010年代、2020年代)首位を獲得した。今回のツアーはキャリア最大規模となるもので、追加公演を含めて全54公演、57万4,000人の動員を予定している。

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アリーナ中央に設置された海賊船がステージに。photo : 田中聖太郎

「The Journey」というテーマを掲げた今回のコンサートでは、アリーナ中央に海賊船のステージを設置。船長はユーミンが務め、観客を乗せて航海をするというコンセプトになっている。時に穏やか、時に荒れ狂う波に乗りながら、各年代で発表してきたユーミンの珠玉の名曲たちが披露される今回のショーでは、各楽曲が新たなエンターテインメントとして体感できるのが楽しい。

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「Yumiはかけがえのない伝説的アイコン」と話すアナ・スイ。

今回のツアーで、ユーミン本人はもちろんバンドメンバーやパフォーマーなどの全衣装を手がけたアナ・スイは、「何て光栄なことでしょう! こんなにも素晴らしいプロジェクトに参加できるなんて。Yumiはかけがえのない伝説的アイコンだから。東京とニューヨーク。メールでの制作ディレクション、オンラインでのフィッティングチェック。遠く離れた距離を感じることはなく、アメイジングなチームとそのプロセスを共有しながら、全てが一つにまとまり、衣装が完成していくのを見届けることができ、エキサイティングなクリエーションとなった。同じ時代を走ってきたYumiと彼女のクリエイティブには、強いシンパシーを感じる。Yumi、50周年コンサートツアー、おめでとう! この壮大なプロジェクトを通してお祝いできることが何より嬉しい」とコメント。

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アシンメトリーな袖、軽やかな裾が印象的な、マーメイドを思わせるようなドレスでも登場。photo : 田中聖太郎

一方、ユーミンは「『アナ・スイがユーミンのステージ衣装を作りたがっている』と彼女のエージェントから連絡があったとき、 私は一も二もなくお願いすることにした。アナと面識はなかったけれど、そのスタイルは90sに十分に体験していたし、アジアンならではの色調と少しキッチュなロックテイストがとても好きだった。そして本当に偶然、昨年の夏ごろ『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』のヴィジュアルが上がってきたのを見て、『これってまるで、アナ・スイがデザインしたトゥーランドットみたいだよ!』と周囲に言いまくった。そのすぐ後のオファーである。呼んでる…呼ばれてる…来てます…来てます…。もはや、このツアーが掲げるコンセプト“ヒッピー パイレーツ”を表現するコスチュームをデザインできるのは、アナ・スイをおいて他にいないと思った。アナと私はほとんど同年代で、世界の遠く離れた町に生まれ、少女期にファッションに目覚め、間違いなくロックの洗礼を受け、それぞれのキャリアを積んできた。今、長い時を越え、チューニングを合わせることができた。一緒に大事なヴァイブスを発信する機会がやってきたようだ」とコメント。

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ドラゴンに乗ってのパフォーマンスも!photo : 田中聖太郎

ツアー初日の5月13日(土)のぴあアリーナMM公演は、ナポレオンのような白いハットが印象的な、海賊船の船長らしい衣装での「心のまま」からスタート。「LOVE WARS」では、1981年に開催された『水の中のASIAへ』ツアーで登場し一世を風靡したドラゴンを思い起こさせる、巨大ドラゴンに乗ってパフォーマンス。大胆でクリエイティブなステージングで日本のエンターテインメント界を牽引してきたユーミンの真骨頂を見せつけた。

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バンドメンバーも海賊風ルックで統一。photo : 田中聖太郎

他にも、本編では「リフレインが叫んでる」「あの日にかえりたい」「埠頭を渡る風」「真夏の夜の夢」などといった代表曲を含む19曲を、またアンコールでは「やさしさに包まれたなら」など4曲を披露。アシンメトリーな袖が印象的な、ロマンティックな雰囲気が漂う水色のドレスや、ハットからブーツまでシルバーで統一したもうひとつの海賊ルックといった衣装も含め、圧巻のプロダクションとパフォーマンスで観客を魅了した。

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日本のエンターテインメント界を牽引してきたユーミンならではの、迫力満点のステージ。photo : 田中聖太郎

12月27日(水)・28日(木)の名古屋・日本ガイシホールまで、全54公演57万4,000人の動員を予定している「50th Anniversary 松任谷由実コンサートツアー The Journey」。記念すべき今回のアリーナツアー、ぜひどこかで目撃して。


YUMING 50th ANNIVERSARY SPECIAL SITE
https://yuming.co.jp/y50/

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