日本のギャラリーではSCAI THE BATHHOUSEが名和晃平によるセル(細胞)を気泡させるインスタレーション「Biomatrix」を展示するほか、タカ・イシイギャラリーがアダム・ペンドルトンやオスカル・ムリーリョらの作品を展示。シュウゴアーツでは戸谷成雄、アートフロントギャラリーでは川俣正の立体作品が展示されている。また、田名網敬一やジョナサン・チャプリンらの作品を展示しているNANZUKAのブースでは、SNSで人気を誇るセネガル人アーティスト、ブーブー・ニアンのライヴ・ペイティングも行われるので要チェックだ。
また、「Tsubomi」では笠原美智子(アーティゾン美術館副館長)と山田裕理(東京写真美術館学芸員)がキュレーションする「life actually: the works of contemporary japanese women artists」展を開催。米田知子や長嶋有里枝など、日本を代表する女性現代美術作家の作品が展示されているので必見だ。一方、国内の芸術文化財団による特別ショーケースを楽しめる「Ne」では、大林財団、福武財団、吉井財団、小田原文化財団、タグチアートコレクションなどがそれぞれの取り組みを紹介する。
また、会期中にはフェアのオフィシャルパートナーである寺田倉庫が、天王洲アイルにて特別イベント「TENNOZ ART WEEK」を開催。オランダ・アムステルダムを拠点に活動するピアニスト、アーティストの向井山朋子が天王洲の寺田倉庫で新作インスタレーション・パフォーマンス「figurante」を発表するほか、「TERRADA ART COMPLEX」でのナイトタイム特別営業「ギャラリーナイト」や、一般社団法人日本現代美術商協会(CADAN)主催による展覧会「CADAN:現代美術 2023」なども開催されるので、こちらにも是非足を運んでほしい。