ジル サンダーより、ルーシー&ルーク・メイヤーがアーティストや写真家と定期的にコラボレーションして制作する限定本シリーズの新刊『Los Angeles』が発売される。英国人写真、クリス・ローズを起用したこの本は、LAとカリフォルニアを暗示するさまざまなイメージをまとめた1冊となっている。
ジル サンダーは、ルーシー&ルーク・メイヤーとアーティストや写真家とのコラボレーションによる限定本シリーズの最新刊『Los Angeles』を、一部ジル サンダーブティックにて発売した。
今回のテーマは、2023年春夏コレクションの主なインスピレーション源となったカリフォルニア州ロサンゼルス。先進的な思想と自由、チャンスと可能性に満ちた新世界であり、自然、文化、景観、建築、都市が融合し、衝突する場所でもあるロサンゼルスという街の感覚をとらえるべく、メイヤー夫妻は長年のコラボレーターである英国人写真家のクリス・ローズを起用した。
ローズは撮影にあたり、男女の登場人物、彼らの動き、光や色、街に映る彼らの姿に視線を集中させることに注力。親密でありながら鮮烈で、都会的でありながら自然なイメージの数々は、華やかさと機能性、昼と夜、ワークウェア、クラフツマンシップ、革新的な技術を融合させながら、通常は相反するものとみなされる要素のバランスを追求するメイヤー夫妻の姿そのものともいえる。
「映画、絵画、写真、俳優、アーティスト、登場人物など、現実とフィクションを混在せずにLAについて語ることも、見ることもできません。カリフォルニアとは、ヒッピー思想からシリコンバレーのフューチャリズムまで、さまざまな生き方やあり方への願望を意味しており、それは、革新的な視点や従来にとらわれない姿勢、幻覚的な実験、矛盾、そして自由への欲求を表現しています。これは現代性を象徴し、自由を求める気持ちを表しています」とメイヤー夫妻。
今回発売された限定本は、滑らかな非コート紙に印刷したものをアコーディオン式に手綴じ製本し、淡いピンクのキャンバス素材で覆われた箱に収められている。ぜひ実際に手に取って、その世界観に浸ってみては。
ジル サンダー
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