エンダースキーマが運営する、「物々交換」をコンセプトとしたオルタナティブスペース「隙間」では、2023年12月16日(土)より、与那国島と東京を拠点に活動する写真家、 山﨑萌子の個展「中」を開催する。本展では奄美⼤島の⾃然の恩恵と、地元の⼈々から学んだ文化や伝統、そして染⾊技法を取り入れた作品を展示する。
エンダースキーマが運営する東京・蔵前のオルタナティブスペース「隙間」では、2023年12月16日(土)〜24日(日)、与那国島と東京を拠点に活動する写真家、 山﨑萌子の個展「中」を開催する。
山﨑は、沖縄の伝統的な琉球紙の技術を⽤いた平⾯・⽴体作品・インスタレーションの制作を通して、写真と紙の関係性を追求している作家。本展では山﨑が奄美⼤島に滞在中に制作した一連の作品を展示する。
国の重要無形⺠俗⽂化財に指定されているショチョガマや平瀬マンカイなどの伝統的な豊年行事に触れ、旺盛な⽣命⼒に満ちた奄美⼤島の⾃然の恩恵と、地元の⼈々から学んだ文化や伝統、奄美大島だけで行われる独特の染⾊技法である泥染めを作品に取り入れていった山﨑。
「(前略)写真はもともと⽩⿊で記録され、その中に⼈々は記憶の⾊を重ねてきた。⾃然の恩恵を受けて⽣まれた、無彩⾊に近い有彩⾊の紙に印刷された無彩色の写真。無彩⾊の写真に有彩⾊の記憶、その間に在るものとは何か」(山﨑)。本展では彼女のこれまでの作品とも繋がりつつ、新たな試みとなる新作に期待したい。
山﨑 萌子「中」
会期:2023年12月16日(土)〜24日(日)
会場:隙間(東京都台東区蔵前3-11-2 1F)
時間:12:00〜19:00
http://sukima.henderscheme.com/