【リサ・ラーソン】と交流のあった人たちの視点で、彼女との日々を振り返る。「私のリサ・ラーソン(追悼リサ・ラーソン展)」開催

東京・代官山のギャラリー、のこぎりでは、2024年4月12日(金)〜6月2日(日)、先頃逝去したスウェーデンの陶芸家、リサ・ラーソンを追悼する展覧会「私のリサ・ラーソン(追悼リサ・ラーソン展)」を開催する。リサと交流のあった個人の視点で、彼女との日々を振り返る、通常の作品展とは異なる形の展覧会となる。

東京・代官山のギャラリー、のこぎりでは、去る2024年3月11日(月)に92歳で亡くなったスウェーデンの陶芸家、リサ・ラーソンの追悼展「私のリサ・ラーソン(追悼リサ・ラーソン展)」を開催する。本展はリサと交流のあった個人の視点で彼女との日々を回顧するものとなる。

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リサ・ラーソンとグンナル・ラーソンのおしどり夫妻。2人はグンナルが2020年に亡くなるまで、約68年にわたって結婚生活を続けた。

リサ・ラーソンは1931年生まれ。ヨーテボリ大学芸術学部デザイン工芸校に学んだ後、スウェーデンの陶磁器メーカー、グスタフスベリ社のアートディレクターであったスティグ・リンドベリに才能を見出されて入社。同社の黄金期を支える中心的なデザイナーとなる。1952年、画家のグンナル・ラーソンと結婚。1980年に独立し、以降はスウェーデンの多くの企業と仕事をした。

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アトリエでのリサ。©︎TONKACHI

1992年にはかつての同僚、フランコ・ニコロージとシヴ・ソリンとともにケラミークステューディオン・グスタフスベリを設立。2000年代以降、日本の株式会社トンカチとのコラボレーションをスタートさせ、これが世界的再ブレイクのきっかけとなった。

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リサの作品のモチーフの中でも、特に猫やライオンなどといった動物は人気が高い。

本展ではプライベートに撮影した写真や、制作過程での原型、関係者の回想など、これまで未公開だった資料を展示。通常の作品展とは異なる形でリサ・ラーソンを追悼する。

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リサとグンナルのサマーハウスにある、グンナルが建てたアトリエ。

また、近接する直営店、TONKACHI,6では、会期中本展のギャラリー・ショップという位置づけで、リサ・ラーソンのアイテムを特集する予定。こちらもぜひチェックして。

「私のリサ・ラーソン(追悼リサ・ラーソン展)」
会期:2024年4月12日(金)〜6月2日(日)
会場:のこぎり(東京都渋谷区猿楽町5-17 第一西尾ビル2階)※エレベーターなし
会廊時間:12:00〜19:00(水・木・金曜は予約受付ページより要事前予約/土・日曜、祝日は予約不要)
休廊日:月・火曜(祝祭日は開廊)
https://www.nokogiribytonkachi.jp

TONKACHI,6
住所:東京都渋谷区代官山町1-1 GRAVA代官山6階
営業時間:12:00〜19:00

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