巨大蜘蛛で知られるルイーズ・ブルジョワの全貌がここに。日本での27年ぶり大規模個展、森美術館にて開催中

東京・六本木の森美術館では、「ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」を2025年1月19日(日)までの会期で開催中。本展はブルジョワの個展としては日本では27年ぶり、国内最大規模となるもの。100点を超える作品群を3章構成で紹介、その全貌に迫っている。

東京・六本木の森美術館では、20世紀を代表するアーティストのひとり、ルイーズ・ブルジョワの個展「ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」を開催中。100点超の作品を通じてアーティストの全貌を紹介する、必見の展覧会だ。

東京・六本木の森美術館では、「ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」を2025年1月19日(日)までの会期で開催中。本展はブルジョワの個展としては日本では27年ぶり、国内最大規模となるもの。100点を超える作品群を3章構成で紹介、その全貌に迫っている。

東京・六本木の森美術館では、20世紀を代表するアーティストのひとり、ルイーズ・ブルジョワの個展「ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」を開催中。100点超の作品を通じてアーティストの全貌を紹介する、必見の展覧会だ。

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展示風景:「ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」森美術館(東京)2024年 撮影:長谷川健太 © The Easton Foundation/Licensed by JASPAR, Tokyo, and VAGA at Artists Rights Society (ARS), New York, 2024.

ルイーズ・ブルジョワは1911年パリ生まれ。20歳の時に母親が死去した悲しみから、ソルボンヌ大学数学科に入学しながらもアートの道へと転向した。作品発表は1940年代半ばから。1938年に結婚を機にニューヨークに移住。1982年には女性彫刻家としては初めてニューヨーク近代美術館で大規模個展を開催した。

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ルイーズ・ブルジョワ《ヒステリーのアーチ》1993年 所蔵:イーストン財団(ニューヨーク) 展示風景:「ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」森美術館(東京) 2024年 撮影:長谷川健太 © The Easton Foundation/Licensed by JASPAR, Tokyo, and VAGA at Artists Rights Society (ARS), New York, 2024.

1989年にはフランクフルト芸術協会(ドイツ)にてヨーロッパでの初個展を開催し、1993年にベネチア・ビエンナーレのアメリカ館代表に。以降、ポンピドゥー・センター(パリ、1995年)、横浜美術館(1997年)、テート・モダン(ロンドン、2000年)などで重要な個展を開催。2010年に亡くなった後も世界の主要美術館で個展が開催されている。

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展示風景:「ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」森美術館(東京)2024年 撮影:長谷川健太 © The Easton Foundation/Licensed by JASPAR, Tokyo, and VAGA at Artists Rights Society (ARS), New York, 2024.

70年の長きにわたるキャリアの中で、ブルジョワはインスタレーション、彫刻、ドローイング、絵画など、多彩なメディアを用いて、男性と女性、受動と能動、具象と抽象、意識と無意識といった二項対立に潜む緊張関係を探求し、それらを作品に落とし込んでいった。その制作活動は98歳で他界するまで続き、晩年にキャリアの代表作ともいえる作品を多く発表している。本展でも出品作品の約8割が、1998年以降に制作された、日本初公開の作品だ。

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ルイーズ・ブルジョワ《雲と洞窟》1982–1989年 所蔵:イーストン財団(ニューヨーク) 展示風景:「ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」森美術館(東京)2024年 撮影:長谷川健太 © The Easton Foundation/Licensed by JASPAR, Tokyo, and VAGA at Artists Rights Society (ARS), New York, 2024.

本展は、ブルジョワのインスピレーション源であった家族との関係をもとにした3つの章で構成。第1章「私を見捨てないで」では母との関係、第2章「地獄から帰ってきたところ」では父との確執、第3章「青空の修復」では、壊れた人間関係の修復と心の解放が主なテーマとなっている。

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展示風景:「ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」森美術館(東京)2024年 撮影:長谷川健太 © The Easton Foundation/Licensed by JASPAR, Tokyo, and VAGA at Artists Rights Society (ARS), New York, 2024.

また本展ではアジア初公開となる10点以上を含む初期絵画作品がまとめて展示されているほか、六本木ヒルズを象徴するパブリック・アート《ママン》をはじめ蜘蛛をモチーフとしたさまざまな作品が紹介されているのにも注目。さらに、文筆にも才能を発揮したブルジョワが書き綴った言葉が会場各所に掲出されていたり、生前のブルジョワと親交のあったコンセプチュアル・アーティスト、ジェニー・ホルツァーによる、ブルジョワの言葉を使用した映像作品が展示されていたりと、見どころ満載の内容。ブルジョワの人生とアーティストとしてのキャリアの全貌を紹介した、約10メートルの年表もお見逃しなく。

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展示風景:「ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」森美術館(東京)2024年 撮影:長谷川健太 © The Easton Foundation/Licensed by JASPAR, Tokyo, and VAGA at Artists Rights Society (ARS), New York, 2024.

「ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」
会期:〜2025年1月19日(日)
会場:森美術館(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階)
開場時間:10:00〜22:00(火曜は〜17:00、ただし12月24日、12月31日は〜22:00/10月23日は〜17:00/最終入館は閉館30分前まで)
休館日:会期中無休
料金:月〜金曜 一般  ¥2000、65歳以上  ¥1,700、高校・大学生 ¥1,400、中学生以下無料、土曜・日曜・休日 一般  ¥2,200、、65歳以上  ¥1,900、高校・大学生 ¥1,500、中学生以下無料 ※2024年12月30(月)~2025年1月3日(金)は土曜・日曜・休日料金/事前予約制(日時指定)・当日、日時指定枠に空きがある場合は事前予約なしで入館可能
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
https://www.mori.art.museum/

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