カラー写真のパイオニア、ソール・ライターによる日本初公開作品44点を展示。「Saul Leiter」展、art cruise gallery by Baycrew’sにて開催中

東京・虎ノ門ヒルズ ステーションタワーのart cruise gallery by Baycrew’sでは2024年10月25日(金)〜2025年1月13日(月・祝)の期間で 、ニューヨークの写真家、ソール・ライターの写真展「Saul Leiter」を開催中だ。会場にはライターの没後に発掘されたポジをプリントした作品44点が、日本で初めて展示されている。

東京・虎ノ門ヒルズ ステーションタワーのart cruise gallery by Baycrew’sでは、ニューヨークを拠点に活躍した写真家、ソール・ライターの写真展「Saul Leiter」を開催中だ。

東京・虎ノ門ヒルズ ステーションタワーのart cruise gallery by Baycrew’sでは2024年10月25日(金)〜2025年1月13日(月・祝)の期間で 、ニューヨークの写真家、ソール・ライターの写真展「Saul Leiter」を開催中だ。会場にはライターの没後に発掘されたポジをプリントした作品44点が、日本で初めて展示されている。

東京・虎ノ門ヒルズ ステーションタワーのart cruise gallery by Baycrew’sでは、ニューヨークを拠点に活躍した写真家、ソール・ライターの写真展「Saul Leiter」を開催中だ。

カラー写真のパイオニア、ソール・ライターの画像_1
Harper's Bazaar, April / 1962 / ©️Saul Leiter Foundation

ソール・ライターは1923年生まれ。1946年、23歳の時にアートの新天地を目指して故郷ピッツバーグからニューヨークに移り、1950年代からファッション・フォトグラファーとして活躍した。ただ、彼の興味はファッション写真よりも、レンズを通して発見したニューヨークの街中に潜む色彩と詩情に満ちた小さな断片を写し取ること。50代で表舞台からは姿を消し、以降は東10丁目の自宅周辺からほとんど離れることなく、自らの作品を淡々と制作する生活を送った。

カラー写真のパイオニア、ソール・ライターの画像_2
Untitled / undated / ©️Saul Leiter Foundation

ライターが世界的に注目を集めることになったのは、2006年にドイツのシュタイデル社から刊行された、ライターにとって初の写真集『Early Color』がきっかけ。この写真集によって、80代のライターは“カラー写真のパイオニア”としてスポットが当たり、世界各地で展覧会の開催や写真集の刊行が相次ぐこととなった。2013年の没後もその評価はさらに高まり続け、ドキュメンタリー映画『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』は日本でも2015年に公開され、大きな話題となった。

カラー写真のパイオニア、ソール・ライターの画像_3
Round Mirror variant / 1960 / ©️Saul Leiter Foundation

2014年にはソール・ライター財団が創設され、未整理となっていた大量のカラーポジのアーカイブ化に着手。財団代表のマーギット・アーブをはじめとするスタッフの献身的な努力により、2023年のライター生誕100年にあたって未公開のカラー作品約150点が写真集、プロジェクションという形で日の目を見ることとなった。

カラー写真のパイオニア、ソール・ライターの画像_4
Untitled / undated / ©️Saul Leiter Foundation

本展では、没後に発掘されたポジをソール・ライター財団監修のもと新たにプリントした作品44点を日本で初めて展示。「写真はしばしば重要な瞬間をとらえるものとして扱われるが、本当に写真がとらえているのは、終わることのない世界の小さな断片と思い出なのだ」と語っていたライターの世界を体感できる、貴重な機会となりそうだ。

ソール・ライター写真展「Saul Leiter」
会期:2024年10月25日(金)〜2025年1月13日(月・祝) 
会場:art cruise gallery by Baycrew's(東京都港区虎ノ門2-6-3 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 3F SELECT by BAYCREW’S内)
営業時間:11:00〜20:00(最終入場は19:30)
休廊日:不定休(SELECT by BAYCREW’Sの休業日に準ずる)
入場無料
https://artcruisegallery.com/



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