元ジャパンのドラマーで写真家としても活躍するスティーヴ・ジャンセンが個展「The Space Between」を開催

東京・明治神宮前のNEWでは、2025年1月10日(金)より、スティーヴ・ジャンセンの個展「The Space Between」を開催する。1970年代末〜80年代初頭に絶大な人気を誇ったバンド、ジャパンの元ドラマーであり、高橋幸宏や坂本龍一とのコラボレーターとしても知られるジャンセンが日本で撮影した作品群が並ぶ。

東京・明治神宮前のNEWでは、ミュージシャンで写真家としても活躍するスティーヴ・ジャンセンの個展「The Space Between」を、2025年1月10日(金)〜23日(木)に開催する。

東京・明治神宮前のNEWでは、2025年1月10日(金)より、スティーヴ・ジャンセンの個展「The Space Between」を開催する。1970年代末〜80年代初頭に絶大な人気を誇ったバンド、ジャパンの元ドラマーであり、高橋幸宏や坂本龍一とのコラボレーターとしても知られるジャンセンが日本で撮影した作品群が並ぶ。

東京・明治神宮前のNEWでは、ミュージシャンで写真家としても活躍するスティーヴ・ジャンセンの個展「The Space Between」を、2025年1月10日(金)〜23日(木)に開催する。

元ジャパンのドラマーで写真家としても活躍の画像_1
© Steve Jansen

1970年代末〜80年代初頭、日本でも絶大な人気を誇ったイギリスのバンド、ジャパンの元ドラマーであるジャンセンは、高橋幸宏や坂本龍一、高木正勝などとのコラボレーションをはじめ、さまざまな音楽プロジェクトで知られる一方、ジャパン時代から写真家としても活動し、これまで数多くの作品を撮影してきた。1981〜82年には渋谷、札幌、心斎橋のパルコを巡回した「ジャパン・アート・オブ・パーティーズ展」(ジャンセンの写真作品のほかミック・カーンの彫刻作品、デヴィッド・シルヴィアンとリチャード・バルビエリのBGMなどで構成された、ジャパンとしての展覧会)を開催。2015年には自身初の写真集『Through A Quiet Window』を高橋幸宏プロデュースのもと、日本オリジナル編集で出版している。本書には、お互いのレコーディングやツアーに参加するなど深い交流のあったジャパンとYMOのメンバーを被写体にした写真も多数収められている。

元ジャパンのドラマーで写真家としても活躍の画像_2
© Steve Jansen

ジャンセンは2018年、「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2018」のアソシエイティッド・プログラム「KG+」のひとつとして、「Through A Quiet Window ―スティーヴ・ジャンセン写真展―」をジェイアール京都伊勢丹6階の特設会場で開催。それに続く、日本での2回目の個展となる本展では、2022年に来日した際に撮影した作品を展示する。

「レジステンシャリズム」というテーマは、東京都心の建物が乱雑に並ぶ不規則な建築構造から着想を得たもの。「無機物が人間に対して陰謀を企てている」というジャンセンのユーモラスな考察は、無機質な物体がまるで悪意や敵意を持っているかのように感じさせる錯覚を引き起こす。本質的に、私たちがしていることは自分自身を映し出す鏡を掲げているにすぎないが、ジャンセンはその視点から、都市空間における人々の営みを俯瞰することを問いかけている。

元ジャパンのドラマーで写真家としても活躍の画像_3
© Steve Jansen

すべて新作で構成される本展にあわせ、ジャンセンはオーディオ・インスタレーションも制作。これには東京都心を想起させる雑音、足音、金属音、ゴロゴロとした音、ビルの隙間や地下に響く残響音などが含まれ、これらの音が都市の風景に影を落とすかのようにメロディとリズムを構築する。展示空間の中では、都市の刺激的な光や音、においが強くなればなるほど濃く、深くなる影の部分をも表現したジャンセンの視覚的・音響的な表現に浸ることができるはずだ。なお、会期中には展示作品やオーディオ付きポストカード、Tシャツの販売もあるとのことなので、気になる人は早めに会場へ。

Steve Jansen「The Space Between」
会期:2025年1月10日(金)〜23日(木)
会場:NEW( 東京都渋谷区神宮前5-9-15 B1F)
開廊時間:12:00〜19:00
休廊日:日曜
入場無料
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