銀座メゾンエルメス フォーラムで「スペクトラム スペクトラム」展開催! 日欧7名の表現が共鳴し合う空間で、新たなナラティブを構築。

東京・銀座の銀座メゾンエルメス フォーラムでは、2025年3月20日(木・祝)より、ブリュッセルと東京の2つのエルメス・ギャラリーの協働によるグループ展「スペクトラム スペクトラム」を2025年3月20日(木・祝)より開催する。2024年のブリュッセルでの「Spektrum」展を反映しつつ、新たなナラティブを東京で構築する。

東京・銀座の銀座メゾンエルメス フォーラムでは、2025年3月20日(木・祝)〜6月20日(日)、ブリュッセルと東京にある2つのエルメス・ギャラリーの協働によるグループ展「スペクトラム スペクトラム」を開催する。

東京・銀座の銀座メゾンエルメス フォーラムでは、2025年3月20日(木・祝)より、ブリュッセルと東京の2つのエルメス・ギャラリーの協働によるグループ展「スペクトラム スペクトラム」を2025年3月20日(木・祝)より開催する。2024年のブリュッセルでの「Spektrum」展を反映しつつ、新たなナラティブを東京で構築する。

東京・銀座の銀座メゾンエルメス フォーラムでは、2025年3月20日(木・祝)〜6月20日(日)、ブリュッセルと東京にある2つのエルメス・ギャラリーの協働によるグループ展「スペクトラム スペクトラム」を開催する。

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Installation view of the exhibition “Spektrum,” 2024 「スペクトラム」 展示風景(2024年) © Isabelle Arthuis / Courtesy of Fondation d’entreprise Hermès

本展は、ベルリンを拠点とするエマニュエル・カステランの拡張的個展として2024年にブリュッセルのエルメス財団ギャラリー”ラ・ヴェリエール”で開催された「Spektrum」展を反映しつつ、東京の銀座メゾンエルメス フォーラムにて新たなナラティブの構造を重ね合わせてゆく対話の中で生まれたもの。タイトルに掲げられた“スペクトラム”とは、ドイツ語表記によるスペクトルのこと。光学や音響に用いられる言葉であると同時に、亡霊や幻視といった超自然的な存在、さらには比喩的に扇子を意味するなど、広義な概念を持つ。

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Emmanuelle Castellan | double | 2024 | Courtesy of the artist © Emmanuelle Castellan

“スペクトラム”の持つ共鳴や振れ幅を鏡のように用い、一つの小説のように展開する本展には7名の作家が参加。前出のカステランはヌーヴォー・ロマンに影響を受け、舞台や映画のセットのような空間を立ち上げ、ハレを拠点とするヨハネス・ナーゲルは鮮明な発色や、非対称、不調和、表面の粗さや滑らかさを持つ壺(器)を通じて異なる次元を掘り起こし、ブリュッセルで活動するヴァルター・スウェネンの絵画は謎めいた暗号のような視覚体験を提供する。

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© Nacása & Partners Inc./ Courtesy of Fondation d'entreprise HermèsInstallation view of the exhibition “Spektrum Spektrum,” 2025 「スペクトラム スペクトラム」 展示風景(2025年)
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津田道子 《あなたは、翌日私に会いにそこに戻ってくるでしょう。》 2016 「オープン・スペース 2016 メディア・コンシャス」展 展示風景 Courtesy of the artist and TARO NASU © Tadasu Yamamoto

石川県を拠点とする津田道子は映像を用いて時空の振れ幅を可視化し、現在は岐阜県で活動する陶芸作家の川端健太郎は、器やスプーンなどの凹面に幻想的な要素を宿らせる。東京を拠点とする写真家、題府基之は水の亡霊を路上に仕掛ける写真を発表。現代の作家たちに加えてマリー・ローランサンの名前も。彼女のパステルカラーの作品は現実を装飾へと昇華させる。本展ではこれらの作品が互いに影響し合い、スペクトラムの概念が反復されていく。

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Kentaro Kawabata | Batista 2 | 2020 | Courtesy of the artist and Nonaka-Hill ©Kentaro Kawabata

独⾃のアイロニーと詩を通じて制度やアートの虚構化を試み、現代のアーティストにも影響を与えている、詩人として出発したベルギーの芸術家、マルセル・ブロータース(1924〜1976年)にとって、展覧会とは批判の道具であり、同時に真実と虚構の〈あいだ〉に留まる実践の場でもあった。ブロータースの越境的な視点に倣い、7名の作家が創り出す「〈あいだ〉の空間」を通じて、鑑賞者自身の身体を介したナラティブの形成を探求する試みに、ぜひ参加してみて。

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Installation view of the exhibition “Spektrum Spektrum,” 2025 「スペクトラム スペクトラム」 展示風景(2025年)
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Walter Swennen | West-Mest | 2015 | Collection of Carole Vanderlinden / Courtesy of the artist and Xavier Hufkens © HV-Studio

「スペクトラム スペクトラム」
会期:2025年3月20日(木・祝)~6月29日(日)
会場:銀座メゾンエルメス フォーラム 8・9階(東京都中央区銀座5-4-1)
開館時間:11:00~19:00(入場は18:30まで)
休館日:水曜 ※開館日時は予告なしに変更の可能性あり
入場料:無料
電話番号:03-3569-3300
https://www.hermes.com/jp/ja/content/maison-ginza/forum/250320/

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© Nacása & Partners Inc./ Courtesy of Fondation d'entreprise Hermès© Nacása & Partners Inc./ Courtesy of Galerie Taménaga, Fondation d'entreprise Hermès Installation view of the exhibition “Spektrum Spektrum,” 2025 「スペクトラム スペクトラム」 展示風景(2025年)
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© Nacása & Partners Inc./ Courtesy of Fondation d'entreprise HermèsInstallation view of the exhibition “Spektrum Spektrum,” 2025 「スペクトラム スペクトラム」 展示風景(2025年)
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© Nacása & Partners Inc./ Courtesy of Fondation d'entreprise HermèsInstallation view of the exhibition “Spektrum Spektrum,” 2025 「スペクトラム スペクトラム」 展示風景(2025年)
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© Nacása & Partners Inc./ Courtesy of Fondation d'entreprise HermèsInstallation view of the exhibition “Spektrum Spektrum,” 2025 「スペクトラム スペクトラム」 展示風景(2025年)
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