リサ・ラーソンのものづくりの過程を見る、知る、作る。「リサ・ラーソンの作り方 展」、PLAY! MUSEUMで開催

ラーソンは1950年代から始めた創作活動を通じて、動物を表した愛らしい陶器を中心に、世界各地で人々に愛されてきた。日本では陶器だけでなく、彼女のスケッチから生まれた絵本のキャラクター「マイキー」や、彼女自身のライフスタイルにも注目が集まり、幅広い世代から支持されている。2024年に92歳で亡くなった後もその作品の人気は衰えることがない。

ラーソンの作品には、成形から焼成までをラーソンが手掛ける1点ものの陶器（ユニーク・ピース）と、彼女が原型を作り、工房の職人たちが型を作り、素焼きを作り、絵付けをする量産の陶器（プロダクト）があるが、本展の第1部では、後者の制作プロセスを通してラーソンのものづくりを紹介。彼女が実際に使っていた道具類やスケッチ、制作風景の映像、そして出来上がったプロダクトを展示する。また、スウェーデンを何度も訪ね、20年近くラーソンを撮り続けた写真家・木寺紀雄の写真から、彼女の暮らしや作品作りを紹介する。

第2部では、会場の大空間でさまざまなワークショップに参加できる。スケッチ体験「Like Lisa」や、日本の窯元で製作された「リサ猫」の陶器への模様つけ、猫のキャラクター「マイキー」にオリジナルの模様をつけるサンドアートボトル体験、「マイキー」のぬり絵の4種類があり、模様つけ以外は予約不要で参加できる（一部有料）。

一方、第3部はラーソンやその家族が壊れた陶器をリユースするなど、サステイナブルな暮らしを大切にしてきたことから、陶器が壊れてしまった時にどうすればよいかなどを考える場に。陶器は土からできているが、一度焼成されると自然には分解されない。サステイナブルな陶器のゆくえにも思いを巡らせたい。

なお、会期中はショップにてラーソンのスケッチや陶器のイメージをあしらった本展オリジナルグッズを販売するほか、数量限定でヴィンテージの陶器作品も販売する。またPLAY! CAFEには、展覧会にあわせたオリジナルメニューが登場。ラーソンの世界や北欧の雰囲気を存分に感じられる機会をお見逃しなく。

「リサ・ラーソンの作り方 展」
会期：2025年12月27日（土）〜2026年2月23日（月・祝）
会場：PLAY! MUSEUM（東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3棟
開館時間：10:00〜17:00（土曜・日曜・祝日は〜18:00／入場は閉館の30分前まで）
休館日：2025年12月31日（水）〜2026年1月2日（金）、2月8日（日）
入場料：一般 ¥1,800、大学生 ¥1,200、高校生 ¥1,000、中・小学生 ¥600、未就学児無料
※一部ワークショップは有料・事前予約制につき、入場料の他に参加料（材料費込）が必要
※安全管理上、保護者（20歳以上）1名につき子ども（小学生・未就学児）2名まで／子どものみの入場不可
※土曜・日曜・祝日および混雑が予想される日は事前決済の日付指定券（オンラインチケット）も販売
https://play2020.jp/article/lisalarson/