天空都市マチュピチュとインカ帝国の壮麗な文明を迫力の展示で体感。「マチュピチュ展」、森アーツセンターギャラリーで開催中

東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーでは、2026年3月1日(日)までの会期で「CREVIA マチュピチュ展」を開催中。アメリカ・ボカラトン美術館を皮切りに世界各地で開催され、今回がアジア初開催となる本展は、世界遺産マチュピチュを最新技術で再現した没入型空間も話題。天空都市マチュピチュと古代アンデス文明を体感して。

東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーでは現在、「CREVIA マチュピチュ展」を開催中だ。2021年のアメリカ・ボカラトン美術館での開催を皮切りに世界各地を巡回して高評価を得、累計来場者数が54万人を突破した展覧会で、今回がアジア初開催となる。

東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーでは、2026年3月1日(日)までの会期で「CREVIA マチュピチュ展」を開催中。アメリカ・ボカラトン美術館を皮切りに世界各地で開催され、今回がアジア初開催となる本展は、世界遺産マチュピチュを最新技術で再現した没入型空間も話題。天空都市マチュピチュと古代アンデス文明を体感して。

東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーでは現在、「CREVIA マチュピチュ展」を開催中だ。2021年のアメリカ・ボカラトン美術館での開催を皮切りに世界各地を巡回して高評価を得、累計来場者数が54万人を突破した展覧会で、今回がアジア初開催となる。

天空都市マチュピチュとインカ帝国の壮麗なの画像_1

「螺旋状の象徴を配した三角形の階段」西暦100 – 800年 ©MUSEO LARCO  LIMA - PERU

ペルー政府公認の本展覧会には、リマにある世界的に知られた考古学博物館、ラルコ博物館より貸与された、貴重な文化財約130点を展示。特に、王族の墓から出土した黄金の装飾品や、神殿儀式で用いられた祭具など、国外初公開を含む貴重な資料には注目したい。

会場に足を踏み入れると、まずは巨大スクリーンにアンデスの大自然と天空都市マチュピチュが映し出されるイントロシアターへ。そして最初の展示エリア「アンデス世界」は、アンデスの人々が信じていた宇宙観、つまり天空〈ハナン・パチャ〉、現実世界〈カイ・パチャ〉、地下〈ウカ・パチャ〉という三層に重なる世界構造と、動物の力を借りて異界を自在に行き来するシャーマン(霊的な媒介者)の存在に迫るもの。ここに展示されている「階段文様と半渦巻きのシンボル」は、今回の巡回で初めてペルー国外へ出た作品となる。

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「カニの姿をしたアイ・アパエック」西暦100 – 800年 ©MUSEO LARCO  LIMA - PERU

続くエリア「モチェの英雄アイ・アパエックの冒険」には、アンデス神話の英雄、アイ・アパエックが挑む戦いと旅の物語を展示。「アイ・アパエックの顔を表した埋葬用仮面」や大きな耳飾りなどのほか、さまざまな生き物の姿に変身したアイ・アパエックの展示品を見ることができる。

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「モザイク状の鳥の戦士の耳飾り」西暦100 – 800年 ©MUSEO LARCO  LIMA - PERU

次の「犠牲の儀式」は、神に捧げられた戦士たちの犠牲の儀式を紹介するエリア。精鋭の戦士同士が戦い、敗者の血を神に捧げるこの儀式は、神々と人間界をつなぐ重要な役割を果たしていたと言われている。当時、金は「太陽の汗」、銀は「月の涙」とされ、それを身につけた戦士や祭司は神の力を帯びる存在と考えられていたというが、神聖な素材で作られた祭具や装身具からは、当時の信仰と死生観が感じ取れる。

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「羽飾りが付いた頭飾り」西暦1100 – 1470年 ©MUSEO LARCO  LIMA - PERU

さらに「祖先との出会い」では、アンデスの支配者たちが死後に神へと昇華される存在としてどのように葬られていたかを、美しく神聖な副葬品とともに紹介する。10人の支配者それぞれが実際に身につけていた装飾をそのままの姿で展示しているさまはまさに圧巻。そして最後の「マチュピチュ」は、血縁を基盤とした政治制度と官僚機構により多様な文化を取り込み、金細工や建築、灌漑技術を発展させたインカ帝国の叡智と統治の姿を伝える空間に。特に人口や収穫、祭祀の記録を担った「インカのキープ(結縄記録装置)」は必見だ。

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THE SUN & THE MOON(Restaurant) コラボメニュー

なお、会場併設のレストラン、THE SUN & THE MOON(Restaurant)では、ペルー料理をベースに展覧会をイメージした特別なランチコースやカクテルが楽しめる。さらに、麻布台ヒルズ タワープラザ3Fの「ペルー料理アルド」にも、土曜・日曜・祝日限定で「前菜ビュッフェ付き マチュピチュランチ」が登場しているので、ぜひこちらもチェックを。

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「ロープを持つ男性を表した鼻飾り」西暦100 – 800年 ©MUSEO LARCO  LIMA - PERU

「CREVIA マチュピチュ展」
会期:〜2026年3月1日(日)
会場:森アーツセンターギャラリー(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階)
開館時間:日曜~木曜 10:00~19:00(最終入館18:00)、金曜・土曜・祝前日 10:00〜20:00(最終入館19:00) 
入館料:大人 平日 ¥2,800、土曜・日曜・祝日・特定日 ¥2,900、中高生 平日 ¥1,900、土曜・日曜・祝日・特定日 ¥2,000、小学生 平日 ¥1,300、土曜・日曜・祝日・特定日 ¥1,400 ※障がい者割引=入場券相当額の半額
https://machupicchuneon.jp/

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「シャーマンの変容」紀元前1250 – 100年 ©MUSEO LARCO  LIMA - PERU

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「ネコ科動物とコンドルが表された頭飾り」西暦100 – 800年 ©MUSEO LARCO  LIMA - PERU

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「祖先的存在間の自慰」紀元前500年–西暦300年 ©MUSEO LARCO  LIMA - PERU

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「二元性」西暦100 – 800年 ©MUSEO LARCO  LIMA - PERU

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「神話上の動物を表現した彫刻」西暦100 – 800年 ©MUSEO LARCO  LIMA - PERU

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「フクロウの神」西暦100 – 800年 ©MUSEO LARCO  LIMA - PERU

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「斑点のある犬」西暦100 – 800年 ©MUSEO LARCO  LIMA - PERU

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「トカゲのモザイクの耳飾り」西暦100 – 800年 ©MUSEO LARCO  LIMA - PERU

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「カニのモチーフの鼻飾り」西暦100 – 800年 ©MUSEO LARCO  LIMA - PERU

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「フクロウの冠をつけたアイ・アパエックの頭部」西暦100 – 800年 ©MUSEO LARCO  LIMA - PERU

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「フグの姿をしたアイ・アパエック」西暦100 – 800年 ©MUSEO LARCO  LIMA - PERU

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「皺の刻まれたアイ・アパエックの頭部」西暦100 – 800年 ©MUSEO LARCO  LIMA - PERU

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「シャーマンまたはヒーラーのフクロウ」西暦100 – 800年 ©MUSEO LARCO  LIMA - PERU