【ルイ・ヴィトン】リナ·バネルジーの展覧会「“You made me leave home...」をエスパス ルイ・ヴィトン東京にて開催

東京・表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京では、2026年9月13日(日)までの期間、南アジア系ディアスポラのアーティスト、リナ・バネルジーの展覧会「“You made me leave home...」を開催する。会場には地球規模の移動と植民地主義の遺産というテーマのもと、バネルジー自ら厳選した19点の作品が並ぶ。

東京・表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京では、エスパス ルイ・ヴィトン20周年とフォンダシオン ルイ・ヴィトンの「Hors-les-murs(壁を越えて)」プログラム10周年を祝して、南アジア系ディアスポラのアーティスト、リナ・バネルジーの展覧会「“You made me leave home...」を開催中だ。

東京・表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京では、2026年9月13日(日)までの期間、南アジア系ディアスポラのアーティスト、リナ・バネルジーの展覧会「“You made me leave home...」を開催する。会場には地球規模の移動と植民地主義の遺産というテーマのもと、バネルジー自ら厳選した19点の作品が並ぶ。

東京・表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京では、エスパス ルイ・ヴィトン20周年とフォンダシオン ルイ・ヴィトンの「Hors-les-murs(壁を越えて)」プログラム10周年を祝して、南アジア系ディアスポラのアーティスト、リナ・バネルジーの展覧会「“You made me leave home...」を開催中だ。

【ルイ・ヴィトン】リナ·バネルジーの展覧の画像_1

RINA BANERJEE – “You made me leave home…
エスパス ルイ・ヴィトン東京での展示風景(2026年)
Photo credits : Jérémie Souteyrat / Louis Vuitton

現在はニューヨークを拠点とするバネルジーは1963年インド・コルカタ(旧カルカッタ)生まれ。英国のロンドンやマンチェスターでの生活を経て、7歳の時に家族と共に渡米し、ニューヨーク市のクイーンズに移り住んだ。創作活動の開始に先立ち、ケース・ウェスタン・リザーブ大学にて高分子工学を専攻した経験は、彼女の思考や作品世界にも大きな影響を与えている。1995年にイェール大学で絵画・版画の修士号を取得したバネルジーは、クイーンズ美術館での「Out of India: Contemporary Art of the South Asian Diaspora」(1997年)への参加や、2000年のホイットニー・ビエンナーレへの選出を機に、一躍その名を知られるように。1990年代後半からは一貫して「境界をまたぐ身体と物語」に焦点を当てた創作を行い、大型国際展に多数参加。ポンピドゥー・センターやホイットニー美術館など、数多くの美術館に作品が収蔵されている。

【ルイ・ヴィトン】リナ·バネルジーの展覧の画像_2

《In Mute Witness at the outskirts and out of center she forms a final creased edge of makeshift settlements, a darkened place, in shade and grows a iridescent thorn to know as greenhorn pierces all home with the hard and the green of her unripe fruit》2015 / 2023年
エスパス ルイ・ヴィトン東京での展示風景(2026年)
Courtesy of the artist and Perrotin Photo credits : Jérémie Souteyrat / Louis Vuitton

バネルジーの作品には、グローバル・サウス(作家によると「熱帯地域」)産である、 綿糸やココナッツパウダーなど日常的な家庭用品の素材や、 テキスタイル、 ダチョウの卵、 羽根、 ガラスのシャンデリアといった、 植民地主義の文化的・物質的な残滓を反映する要素が多く取り入れられているのが特徴。絵画作品においては、歴史的なインドの細密画や中国の絹絵、アステカのドローイングなどからも着想を得ている。

【ルイ・ヴィトン】リナ·バネルジーの展覧の画像_3

《In an unnatural storm a world fertile, fragile and desirous, polluted with excess pollination, hungry to seize an untidy commerce also gave an unknowable size to some mongrel possessions, excreted a promiscuous heritage, sprayed her modern love, breathed deeper than any one place arching her back threw new empire, religion, bathed in unseasonable hope to alter what could not be warm》2008年
エスパス ルイ・ヴィトン東京での展示風景(2026年)
Courtesy of the artist and Fondation Louis Vuitton, Paris Photo credits : Jérémie Souteyrat / Louis Vuitton

30年近くにおよぶ創作活動を通じてバネルジーは植民地主義、移住、アイデンティティ、国際的な人と物の移動、気候変動、労働、エキゾチシズム、装飾、そして伝統と近代・現代性の間に横たわる緊張関係といった重要なテーマを探求してきた。ポストコロニアル・フェミニズムのアプローチを取り入れる彼女は、多様なサイズ、形、色彩を持つ女性像を制作し、「男性の視線から女神を解き放ち、 文化における想像力を支配する(男性から見た)性的な(中略)表象から彼女を解放すること」に注力している。

【ルイ・ヴィトン】リナ·バネルジーの展覧の画像_4

《Black Noodles》2023年
エスパス ルイ・ヴィトン東京での展示風景(2026年)
Courtesy of the artist and Perrotin Photo credits : Jérémie Souteyrat / Louis Vuitton

本展は、地球規模の移動と植民地主義の遺産というテーマのもと、インスタレーション、彫刻、絵画などの広範な作品群からバネルジー自身が厳選した19点の作品を紹介するもの。核となるのは、フォンダシオン ルイ・ヴィトンがコレクションの中から初公開する記念碑的なインスタレーション《In an unnatural storm a world fertile, fragile and desirous, polluted with excess pollination…》(2008年)だ。ジュール・ヴェルヌの小説『八十日間世界一周』から着想を得て、世界を巡る冒険の旅がもたらす驚異と危うさを表現した本作は、構成する要素のすべてが彼女の創作活動の真髄を象徴するもの。また、人毛の国際取引とその政治的背景を扱った近作《Black Noodles》(2023年)も、コンセプトと造形の両面において本展の方向性を決定付けている。

【ルイ・ヴィトン】リナ·バネルジーの展覧の画像_5

PAINTINGS 2020-2026年
エスパス ルイ・ヴィトン東京での展示風景(2026年)
Courtesy of the artist and Perrotin Photo credits : Jérémie Souteyrat / Louis Vuitton

「You made me leave my happy home to become someone else anew, in diasporas without origin to be related again this is living and in this waits the joy of one earthly place, hope of eternal intimacy. Intimate in Nature(日本語訳:あなたは私を安住の地から引き離し、新たな何者かへと変えた。ルーツなきディアスポラとして、再び結びつくこと。それこそが生きることであり、そこには、この大地に居場所を見出す歓びと、永遠の親密さへの希望が待っている。この世界へ心を込めて)」と題された本展には、2026年の新作絵画シリーズも展示。「自己」という存在が持つ、多面的で流動的、かつトランスナショナルな性質を映し出す作品で、彼女は人生のさまざまな局面や異なる時代において数大陸を渡り歩いてきた、移民としての自身のアイデンティティを探求している。

【ルイ・ヴィトン】リナ·バネルジーの展覧の画像_6

リナ・バネルジー エスパス ルイ・ヴィトン東京にて Photo credits : Jérémie Souteyrat / Louis Vuitton

また本展は東京、ミュンヘン、ヴェネツィア、北京、ソウル、大阪のエスパス ルイ・ヴィトンでコレクションの作品を紹介する「Hors-les-murs(壁を越えて)」プログラムの一環として企画されたものでもある。国際的なプロジェクトを展開し、世界中のより多くの人々に作品を届けるというフォンダシオン ルイ・ヴィトンの使命を体現した展示、どうぞお見逃しなく。

リナ・バネルジー「“YOU MADE ME LEAVE HOME...」展
会期:2026年3月19日(木)〜9月13日(日)
会場:エスパス ルイ・ヴィトン東京(東京都渋谷区神宮前5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル 7F)
開館時間:12:00〜20:00
休館日:ルイ・ヴィトン 表参道店に準ずる
入場無料
電話番号:0120-00-1854
https://www.espacelouisvuittontokyo.com/ja/