建築を中心に神戸の街の歴史・文化・記憶を結ぶ。「神戸建築祭」、内容や規模が拡大して今年も開催

2023年に「神戸モダン建築祭」としてスタート、2025年から現在の名前となり、モダン建築の枠を越えて、多彩な建築が公開されるようになった「神戸建築祭」が2026年5月8日(金)~5月10日(日)に開催される。今年は公開エリアも西へ、東へと大幅拡大。神戸という街の記憶や魅力を、建築を通して体感できる。

2023年に「神戸モダン建築祭」としてスタートした、神戸に現存する建築を一斉公開するイベント「神戸建築祭」が、2026年5月8日(金)~5月10日(日)に各所にて開催される。

2023年に「神戸モダン建築祭」としてスタート、2025年から現在の名前となり、モダン建築の枠を越えて、多彩な建築が公開されるようになった「神戸建築祭」が2026年5月8日(金)~5月10日(日)に開催される。今年は公開エリアも西へ、東へと大幅拡大。神戸という街の記憶や魅力を、建築を通して体感できる。

2023年に「神戸モダン建築祭」としてスタートした、神戸に現存する建築を一斉公開するイベント「神戸建築祭」が、2026年5月8日(金)~5月10日(日)に各所にて開催される。

建築を中心に神戸の街の歴史・文化・記憶をの画像_1

1933年竣工の国の重要文化財「神戸女学院 文学館」を正面から見たところ。設計はW.M.ヴォーリズによるもので、昭和初期の学校建築として名高い。

地域の文化資源を再発見する新たな動きとして、近現代建築や歴史的建築を期間限定で公開する “建築祭”が注目を集めている。東京、京都、広島など全国各地で開催される建築祭は、旅の目的としても人気。2023年に「神戸モダン建築祭」として始まった「神戸建築祭」も、港町・神戸に今も残る歴史的・文化的価値を持つ建築を一般公開し、その魅力と意義を広く伝える建築公開を行い、初回から多くの人が参加して盛り上がりを見せてきた。

建築を中心に神戸の街の歴史・文化・記憶をの画像_2

国の登録有形文化財に登録されている1933年竣工の「神戸市立御影公会堂」。設計は「帝国信栄株式会社本社ビル」や「旧神戸市立生糸検査所」も手がけた清水栄二。

開港以来、国際都市として発展してきた神戸には、旧居留地の洋館や港湾施設、異人館、教会建築など、多様な文化を映す建築が街の中に今も数多く残っています。一方で、その価値が十分に知られないまま失われつつある建築も少なくない。本建築祭はこうした神戸のまちの財産を多くの人に知ってもらい、未来へ受け継いでいくことを目的に始まったもの。2025年より名称を「神戸建築祭」と改め、参加建築の種類も数も増え、また公開エリアも東西に広がった。

建築を中心に神戸の街の歴史・文化・記憶をの画像_3

国の登録有形文化財「帝国信栄株式会社本社ビル」。昭和前期の竣工で、設計は清水栄二。

今回は神戸のまちを形づくってきた土木分野や近代を象徴する建物など、時代やジャンルを越えて神戸を彩る多様な建築が新規公開に。今年はさらに公開エリアを大幅拡大し、北野・山手/三宮・元町・港湾/湊川・兵庫/灘/東灘の各エリアで開催されるほか、ガイドツアーは舞子・塩屋、宝塚、芦屋、西宮でも実施する。

建築を中心に神戸の街の歴史・文化・記憶をの画像_4

1935年竣工の旧横浜正金銀行(現・三菱UFJ銀行)神戸支店ビルを転用した「神戸市立博物館」。正面にドリス様式の円柱が建ち並ぶ新古典主義の建物は桜井小太郎の設計。

建築祭期間中は、普段は足を踏み入れることのできない学校や社屋、教会やモスク、神戸ならではの洋館など、さまざまな建物の内部が特別公開に。パスポートを提示すれば、公開建築を予約不要で自由に見学できる。建築の専門家によるオーディオガイド付きで、建築の魅力をより深く楽しめる。参加費の一部は、建築の維持・活用に役立てられるというのも嬉しい。

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昭和初期に加藤海運株式会社の本社として建てられ、2011年まで使用された「旧加藤海運本社ビル」。アール・デコ風のデザインが印象的。

また、該当建築のオーナーや管理者、建築をはじめ各分野の専門家など建築に携わるガイドの案内による多彩なツアーも開催予定。こちらは2026年3月31日(火)23:59まで抽選受付中だ。定員枠に空きがある場合は順次先着販売を実施とのこと。会期中は連携企画などもいろいろ予定されているので、詳細については建築祭のホームページやSNSでチェックしてほしい。なお、パスポートは売り切れ次第販売が終了となるので、購入はお早めに!

建築を中心に神戸の街の歴史・文化・記憶をの画像_6

日本初の河川トンネルとして1901年に竣工した「湊川隧道」。阪神・淡路大震災でダメージを受け、約100年にわたる役目を終えた。2011年に土木学会選奨土木遺産、2019年に国登録有形文化財に登録された。

神戸建築祭2026
会期:2026年5月8日(金)~10日(日) ※特別イベント・ガイドツアーは2026年4月25日(土)より開催
開催エリア:北野・山手/三宮・元町・港湾/湊川・兵庫/灘/東灘 ※ガイドツアーは舞子・塩屋、宝塚、芦屋、西宮でも実施
パスポート販売期間:〜2026年5月10日(日)16:30 ※売り切れ次第終了
パスポート価格:一般 早割 ¥3,300、通常 ¥3,500、U29(29歳以下)早割 ¥1,800/通常 ¥2,000
ガイドツアー抽選受付期間:~2026年3月31日(火)23:59 ※神戸建築祭公式サイトより 電子チケット販売サービス「teket」にて受付/抽選後、定員枠に空きがある場合は先着順受付/空きがある場合は当日参加も可能
https://kobe2026.kenchikusai.jp/

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