美しき実力派ダンサー、ジュリアン・マッケイが客演! 環境問題にフォーカスしたバレエ作品「プラスチック」が上演

K-BALLET COMPANYとBunkamuraの新プロジェクト「K-BALLET Opto」の第2弾「プラスチック」が、2023年1月8日(日)・9日(月・祝)、KAAT 神奈川芸術劇場〈ホール〉にて上演。バレエ界の貴公子ジュリアン・マッケイを迎える『ペットボトル迷宮』と白石あゆ美らが出演する『ビニール傘小町』の2作のドラマチック・バレエは必見!

熊川哲也率いるK-BALLET COMPANYとBunkamuraの新プロジェクト「K-BALLET Opto」の第2弾として、環境問題にフォーカスしたドラマチック・バレエ「プラスチック」が2023年1月8日(日)・9日(月・祝)、横浜のKAAT 神奈川芸術劇場〈ホール〉で上演される。バレエ界の貴公子ジュリアン・マッケイの客演にも注目が集まる。

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2019年のミハイロフスキー劇場バレエ日本公演『パリの炎』の主演で日本デビューを果たして以来、長らく再来日が待ち望まれていたマッケイ。©Hajime Watanabe

「K-BALLET Opto」は、新進気鋭の振付家によるオリジナル作品や他ジャンルとのコラボレーションなど、ダンスの魅力を多角的に捉えた作品で、K-BALLETの新たな光(=Opto)を生み出し、より多くの観客に鮮烈なライブ体験を提供することを目的としてスタート。今回上演される「プラスチック」は、世界的な取り組みが必要とされているプラスチックごみで舞台を彩ることで、美しさとともに問題提起もしていく試み。『ペットボトル迷宮』『ビニール傘小町』の2作品で構成される。

 

 

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ペットボトルを抱えたジュリアン・マッケイが跳躍する「プラスチック」のイメージビジュアル。©Nicholas MacKay

ペットボトルをモチーフにした『ペットボトル迷宮』は、世界が注目する若きスターダンサー、ジュリアン・マッケイが主演。マッケイは現在24歳。11歳で名門ボリショイ・バレエ・アカデミーに入学、18歳でミハイロフスキー・バレエに入団、史上最年少でソリストを務めるまでになった。2022年9月からは元パリ・オペラ座エトワールのローラン・イレールが芸術監督を務めるミュンヘン・バレエでプリンシパルを務めている。

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左から渡辺レイ、山本雅也、小林美奈、日髙世菜、飯島望未、ジュリアン・マッケイ、アレッシオ・シルヴェストリン。© Hajime Watanabe

『ペットボトル迷宮』の振付・演出はパリ・オペラ座350周年祝賀祭オープニングを一任された鬼才、アレッシオ・シルヴェストリンが担当。マッケイと飯島望未、日髙世菜、堀内將平、成田紗弥といった豪華トップダンサーたちにも注目が集まる。一方の『ビニール傘小町』は、三島由紀夫『近代能楽集「卒塔婆小町」』と太田省吾『小町風伝』を原案とし、「ダンスは『ミシマ』を超えられるか?」をテーマに、渡辺レイが振付・演出を担当した作品。K-BALLET COMPANY元プリンシパルの白石あゆ美と小林美奈が迫真の演技を見せるほか、石橋奨也、山本雅也、杉野慧なども出演。小町がビニール傘とともに現代に蘇る。

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© Hajime Watanabe

本作では現代美術家の森村泰昌による2022年の大規模個展「ワタシの迷宮劇場」で使われた、約2,500平方メートルにおよぶ川島織物セルコンのカーテンも再利用。こちらは森村が「ほぼ日刊イトイ新聞」と手掛ける、捨てられる定めにあったカーテンを更なるアート作品として始末する「アート・シマツ」プロジェクトとのコラボレーションとなる。こちらにもぜひ注目してほしい。


Orchardシリーズ PwC Japan グループ Presents K-BALLET Opto「プラスチック」
日時:2023年1月8日(日)12:30/16:30・1月9日(月・祝)12:30
会場:KAAT 神奈川芸術劇場 〈ホール〉
料金:S ¥9,000、A ¥7,500、B(イス付立見席) ¥3,000
問い合わせ:Bunkamura 03-3477-3244(10:00~18:00)
https://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/23_opto_plastic/

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