SPUR ３月号に登場した、サチモスの撮影現場をリポート

昨年７月号での特集に続きSPUR３月号では、待望の2ndアルバム『THE KIDS』を完成させたSuchmosの６人が、今回はSPURのためにリハスタジオで新曲をセッションしてくれるというスペシャルな企画『見逃したくない、「今」だけのSuchmos』を実施。YONCEのロングインタビューとセッションの様子は本誌で、ここでは撮影時のオフショットとエピソード、編集部からの質問に対してのメンバー全員の一問一回答をお届けします。


セッションを終えての集合カット。YONCEとTAIKINGの笑いが止まらず、そのまま撮影。
手前右から：KCEE(DJ)、YONCE(ボーカル)、TAIKING(ギター)　後列右から：HSU(ベース)、OK(ドラムス)、TAIHEI(キーボード)

本誌のロングインタビューでも語っていたように、シンガーとしてもフロントマンとしてもさらに高みを目指すYONCE。

インタビューを進めている間に５人の演奏が温まっていたこともあり、スタジオに入ると本番さながらに踊りながら歌い出すYONCE。YONCEの歌が加わることで、さらに演奏も引き締まり、テンションが上がる。スタジオでは円陣を組むように６人が向かい合い、自分が出す音やお互いの音も細かくチェックしながらニュー・アルバム『THE KIDS』からの新曲も演奏された。

KCEEがターンテーブルを操り、奏でるコーラスやスクラッチは、今やサチモス・サウンドの代名詞と言えるほど。TAIHEIの多彩な音色とフレーズに魅了されるファンは多い。

Suchmosの演奏を間近で見て、まず驚かされたのが機材の多さ。演奏技術の高さはさることながら、『THE KIDS』を聴けばわかるように、音へのこだわりが凄い。ギターやベースはもちろんのこと、鍵盤はフルートの音色を使ったフレーズがあるなど発想含めて豊かな音色で、ドラムスのスネアの１音１音にしてもそう。純粋なキッズのようなマインドで、“音楽が好きでたまらない”、“この６人で音楽を創るのが楽しくてたまらない”というのが、演奏からも伝わってくる。

黙々と演奏しながら、全体の仕上がりに気を配るHSUとOKのリズム隊。TAIKINGはマイペースで調整を続けていた。


セッションの途中で、11月初旬にメンバー全員で海外へ遊びに行ったときに宿泊先でインスパイアされたという最新曲を聞かせてくれた。歌詞はまだ付いていないので、これから曲自体も変わっていくかもしれないが、２ndアルバム『THE KIDS』が完成したばかりなのに、次々と曲が生み出されていく速さにも驚かされる。常に次のステージへと進み続けるSuchmos、3月からスタートする“TOUR THE KIDS”で最新曲が披露される日も遠くはないかもしれない。


撮影の合間をぬって編集部よりメンバーへの一問一回答を敢行。短い答ながら、それぞれの個性が出ていて興味深い！

YONCE…バイブス
OK…THE KIDS
HSU…名作
TAIHEI…全部入り
TAIKING…キッズ!
KCEE…子供のころ見たクレイジーな夢

YONCE…歌うこと
OK…ライター隠し
HSU…ベース以外はない
TAIHEI…鍵盤を弾くこと
TAIKING…納豆ごはんのクオリティー
KCEE…パックマンのスコア

YONCE…バルセロナ
OK…南フランス
HSU…ハワイ
TAIHEI…スウェーデン オーレ
TAIKING…ボリビア
KCEE…アイスランド