2017.11.04

香取慎吾のアトリエ<後編>

「撮影に使ったカンペをもらってスケッチしたり、セットの小道具のPCで描いたり。場所も画材も選ばない。描きたいときが描きどき。いつでも描けるのが僕なりのスタイル」という香取。<後編>では、アーティストとしての“作品との向き合い方”を語る。

 香取は絵を描く感覚をまるで“ゲームのよう”と表現する。まずは白いキャンバスを用意し、トランクの中に大量にストックしてある絵の具の中から、色を確認せずにひとつをつかみ出す。そして、自然と思いついた線やモチーフを描き進めて、「なんで、この色がここでくる?」「いやいや、この色のとなりに、この色はないでしょ」「色がこうくるなら、ここは塗らないでおこう」と自問自答しながらルールづくりをするのだと打ち明けてくれた。このルールは無限大の組み合わせがあり、毎回違った着地点になる。色やモチーフが増殖していくうちに楽しくなってきて、筆は止まらない。描いている瞬間は完全に“自由”でいるのだろう。

いつでも絵を描きだせるように、 アトリエの机の下の引き出しやトランクに 大量のアクリル絵の具を常備している
いつでも絵を描きだせるように、 アトリエの机の下の引き出しやトランクに 大量のアクリル絵の具を常備している
筆はほとんど使わない。 絵の具を簡単に持ち運べるよう、箱に収納している
筆はほとんど使わない。 絵の具を簡単に持ち運べるよう、箱に収納している
絵の具のしたたりを面白く感じたところから 増殖していった作品 © SHINGO KATORI
絵の具のしたたりを面白く感じたところから 増殖していった作品 © SHINGO KATORI

> 『TANK 100』のために制作した作品、アートとの向き合い方について語った動画をチェック

『TANK 100』
カルティエのアイコンウォッチ “タンク”の誕生100年を記念したギャラリーが期間限定でオープン。香取慎吾が、このイベントのために制作した作品が展示される。詳細は、カルティエ 公式サイトをご覧ください。

会期:~11月26日(日)
営業時間:11:00~21:00
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ ウェストウォーク 2F
電話:0120-301-757(フリーダイヤル)
※混雑時には入場を制限する場合があります

SOURCE:「Pop Star Meets Pop Art」By T JAPAN New York Times Style Magazine  

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The New York Times Style Magazine: Japan

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