食いしん坊ライターの私は、祖母の故郷でもあり、海外から訪れる友人たちのアテンドなども含め、街全体が古き良き和のカルチャーセンターのような魅力的な京都には定期的に通っている方です。今回は、噂のザ・リッツ・カールトン京都の開業5周年記念パーティーに参加するために京の都へ。
鴨川を眺める部屋をベースに京都散策!
京都駅から手配された車に乗って、ベストロケーションの宿に到着。お着物のスタッフに案内されたロビーエリアは、和モダンなインテリア。凛としていて落ち着くザ・ロビーラウンジは、ちょうどアフタヌーンティのイベントの最中で華やいでいました。ピエール・エルメ・パリ ブティックも人気で、関西ではペストリーやクロワッサンはここでのみの販売だそう。嘉祥窯とのコラボレーション、紅白市松模様のカップ&ソーサー(マカロンが2個付きます)も可愛らしい!京都オリジナルの煎り番茶とホワイトチョコレートのマカロンも必食です。
客室からは、鴨川沿いに佇む宿ならでは、窓いっぱいに広がる山紫水明、一幅の絵のような景色が。野鳥が飛び交い、春には山桜、夏には五山送り火、秋の紅葉、冬の雪景色、と季節ごとに異なる表情を見せてくれるそうで、一日中眺めていたい贅沢な場所です。客室は平均50㎡というスペーシャスな空間で、部屋の随所にこだわりが。浴室の壁は桜吹雪のレリーフ、オリジナルの肌触りの良い麻の浴衣、部屋で淹れる一保堂の緑茶も水の美味しい京都だからかより美味しく感じます。滞在するだけで癒される。聞きしに勝る心地よさのラグジュアリーホテルでした。
2月に迎えた5周年を記念して、様々な宿泊プランを用意しているそうですが、記念パーティーでは、オリジナルのスパークリング日本酒「水明」もお披露目。いただくと、フェスティブで華やかな、そして青リンゴのように爽やかなのに奥行きがあります。ホテルのスタッフが田植えから関わり、瓶内二次発酵技術を持つ「七賢」がサントリー山崎蒸留所からウイスキー樽を特別に借りて完成した特別なものだそう。本数限定なのでぜひ、早めに乾杯を!
翌朝のインターナショナルブレックファーストがまた圧巻でした。世界一とも言われるピエール・エルメ・パリのクロワッサンが焼きたてで味わえるほか、卵料理やパンケーキも選べる中、今回は33種のハーブを餌に育った鶏の卵を使った黄身がとろりとオレンジ色のエッグベネディクトを選びました。京野菜のサラダやフルーツ、蒸し野菜も充実でした。こんなに気分が良くなる朝食、ほかにあるでしょうか。
詳細をチェック!また、地の利を生かし、京都を体感できるアクティビティが充実しているのもここならでは。サイクリング、ハイキング、ランニング、唐紙作り、400点以上あるという、客室や館内の随所に配した源氏物語をイメージした美術作品をめぐるアートツアーなどなど。私は以前から気になっていた風呂敷の結び方を習ってみました。簡単なのに見栄えのする使い方を習ったので、家で眠っている風呂敷の出番が増えそうです。そしてチェックアウト時に、インストラクターからアクティビティ参加へのお礼のカードが届くなど、きめ細やかなホスピタリティはさすが。”メイドフォー京都”というコンセプトで、地域に根ざした存在でありたいと、鴨川の清掃なども積極的に活動もしているそうで、その取り組みやさりげない気配りが心に響きます。
ホテルからは徒歩圏内で多様なグルメに舌鼓、ちょっと足を延ばして寺社仏閣巡りも弾丸京都旅でも楽しめます。今回は、ご飯もたまらなく美味しい洋食おがた、何度行っても唸る美味しさの祇園にしむら、フルフルと清らかな水のような寒天のみつ豆の月ヶ瀬、熱々のコンビジ(おからのスープ)が五臓六腑に染みたピニョ食堂、昨年8月にオープンしたフランス菓子のラ・クラシック、静かに庭を愛でる光明院などに寄ってみました。梅や桜の季節に、1泊でも訪れたい京都です。
春の京都、満腹アドレス
ザ・リッツ・カールトン京都 TEL: 075-746-5555 www.ritzcarlton-kyoto.jp
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