2020.12.27

年末年始にイッキ見⁉ 泣いて、笑って、ときめいて! 韓ドラ追っかけ班が選んだ本当に面白い「韓国ドラマ10選」

Netflixオリジナルシリーズの『愛の不時着』や『梨泰院クラス』が日本でも大ヒットとなり、第4次韓流ブームと言われた2020年。その波は2021年も継続、もしくはさらなるビッグウェーブが巻き起こる予感もあり!?  そこで今回は韓国ドラママニアが心からおすすめしたいと思う知られざる名作品&必ず押さえておくべき「韓国ドラマ10作品」をご紹介。パンデミック後に初めて迎える年末年始は、寝る間も惜しんで続きが観たくなる中毒性のある韓国ドラマがあれば、より一層有意義な時間になりそう!

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Netflixオリジナルシリーズ『賢い医師生活』独占配信中


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Netflixオリジナルシリーズ『ハイバイ、ママ! 』独占配信中

日本でもドラマ化されたヒューマンドラマ『ミセン-未生-』や、韓国で社会現象となった本格サスペンスドラマ『秘密の森』。そしてキム・テヒの圧倒的な演技力で、視聴者の涙をさそう『ハイバイ、ママ!』に、新作ドラマの中で群を抜いて話題となっている『ドドソソララソ』など、ジャンルの異なる10作品をピックアップ! 

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Netflixオリジナルシリーズ『ドドソソララソ』独占配信中

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 ©2019MBC『偶然見つけたハル』女性チャンネル♪LaLa TVで2020年12月31日(木)~放送


『偶然見つけたハル』でドラマ初主演を果たした、眺めているだけで幸せな気持ちになれる美男子・SF9のロウンをはじめ、今後ビッグになりそうな新たな“推し”を見つけるのも、新作ドラマ鑑賞の醍醐味。お気に入りの作品を見つけて、ときめきに満ちた素敵なステイホーム時間を過ごして。

おすすめ10選はこちらから>

【韓ドラ追っかけ班メンバー】
ライター 山崎敦子

『最高の愛〜恋はドゥグンドゥグン〜』より韓国ドラマに魅せられ、日々最新ドラマをリサーチする美容ライター。トラベル記事、ドラマ紹介を含め、様々な仕事をマルチにこなしている。サバイバルオーディション番組も大好物。推しは『PRODUCE 101 season2』よりWanna Oneのメンバーとしてデビューし、その後俳優として活躍しているオン・ソンウ。


エディター K
母の影響により第1次韓流ブームの火付け役となった『冬のソナタ』から韓国ドラマの世界にどっぷり浸かり、気付けば韓流ドラマ歴17年。アイドル、コスメ、ファッションなど韓国まわりの情報に敏感。永遠の推しは俳優ソン・ジュンギ。近頃目が離せないのは切り目がクールな俳優イ・ジェウク。

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『ハイエナ -弁護士たちの生存ゲーム-』 チュ・ジフン演じる大手法律事務所のエリート弁護士ユン・ヒジェと、金のためならどんなきたない手も厭わず使うキム・ヘス演じるハイエナ弁護士クムジャの、食うか食われるかの壮絶なバトルがスリリングに展開される痛快法廷劇がこちら。スピーディな展開といい、逆転に逆転を繰り返す巧みな構成といい、法廷劇としての見どころが満載。そしてキム・ヘスは役柄ではヒジェの4歳年上という設定ですが、実年齢ではチュ・ジフンの12歳年上。人に言えない過去を秘めながら手段を選ばず貪欲に突き進むたくましすぎる強さもめちゃくちゃカッコいいし、ほんの一瞬弱さを垣間見せる瞳の動きも色っぽくて、彼女を見ているとその人の魅力や恋愛には年齢なんて本当に関係ないんだなぁと勇気づけられること必至。さらに、いつもいつもしてやられるのにもかかわらず、どうしてもクムジャに惹かれてしまうユン・ヒジェの複雑な男ゴコロをコミカルキュートかつカッコよく演じるチュ・ジフンも最高。これまでと違う魅力をバリバリ放っているので、こちらもお見逃しなく!(ライター山崎) Netflixオリジナルシリーズ『ハイエナ -弁護士たちの生存ゲーム-』独占配信中
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『青い海の伝説』 イ・ミンホ主演のドラマはすべて“当たり”なのでは!?と思っていますが、そのなかでもある種、度肝を抜かれた作品が『青い海の伝説』。個人的に韓国ドラマ特有のラブコメやファンタジー作品は大好物なのですが、人魚と人間の恋の話と聞いて正直「チープになりそうだな」と思っていた部分もありました。しかし1話を観た瞬間に脳内で土下座。期待を大幅に超える圧巻の映像美に、心が大きく弾んだあの日のことは忘れられません! 人魚役チョン・ジヒョンの繊細な演技力もあると思いますが、本当に海の中を泳ぐ華麗なマーメイドにしか見えない。しかも韓国に古くから伝わる説話集にインスピレーションを得た作品とあって、朝鮮王朝時代と現代との“繋がり”が物語の大きな鍵! 時代劇のような作風も楽しめます。あとは天才詐欺師のホ・ジュンジェ(イ・ミンホ)が、まだ人間の言葉を理解するどころか話すこともできない人魚を放っておくことができずに、結局世話を焼いてしまうところがなんとも愛おしい。キャストファンだけでなくあらゆる世代の人や、韓ドラ初心者の方にも刺さるドラマだと思います。12月現在Netflixで配信中。CS衛星劇場では2021年1月より鑑賞可能に!(エディターK) CS衛星劇場にて、2021年1月29日(金)よりアンコール一挙放送スタート! 平日午前5:00~ ※2話連続放送 ©STUDIO DRAGON CORPORATION
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『ミセン-未生-』 この作品は、もはや永遠の名作と呼んでもいいのではないでしょうか。幼い頃から目指していたプロ棋士の夢を中学卒業後から邁進するも断念し、大手総合商社のインターンとしてコネ入社したイム・シワン演じるチャン・グレが主人公。ドラマはそのチャン・グレと、彼の同僚たちが繰り広げる、壮絶なる成長物語とでもいいましょうか。とにかく見ていてびっくり仰天してしまうのは凄まじいまでの格差意識。中卒、女性、先輩・後輩、お家柄などなど、少しでも立場弱めと思うものは容赦なく踏みつけるというその設定に、まずは度肝を抜かれるのですが、それにも増して感動させられるのは、その悪しき慣習によってサンドバッグのごとくボコボコにされながらも、何度も何度も立ち上がって前に進もうとするチャン・グレの、そして同僚たちの健気で前向きで清々しくも頼もしい姿勢。ちょっとしたことでも怖気づき、すぐに諦めてしまうヘタレな私でも、もう少し頑張ってみようと本気で思わせてくれるのです。そして、そんな弱い立場のチャン・グレを力強く見守りながら、一緒に前に進もうと手を差し伸べる課長の優しさにもじ〜ん(この役者さんがまた良い!)。秀作です。(ライター山崎) DVD-BOX1&2 発売中 価格:各¥12,500(税抜) 発売・販売元:エスピーオー ©STUDIO DRAGON CORPORATION
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『偶然見つけたハル』 神々しいロウンのイケメンっぷりだけでも見る価値がある! と思いつつ、内容が最高にエキサイティング。人間が漫画の世界に入り込んでしまう物語はよくありますが、本作は元々“漫画の中に存在するキャラクター”たちの話! ある日ウン・ダノ(キム・へユン)は自我を持ったことにより、自分が漫画の中の登場人物で、しかも主人公ではなく、まさかのエキストラであることを知ってしまうのですが、作者が描いた世界“ステージ”ではシナリオ通りの言動しか取れない。自我を持ったことでダノはギョン(イ・ジェウク)を好きではないと気付いたのにもかかわらず、10年以上片思いをしている漫画の設定からは逃れられない。その発想の転換を用いたストーリーに驚き、そして魅了されます。 一見「ティーン向けのドラマ?」と思いがちですが、話の作り込みが秀逸なので、大人こそ楽しめる作品だと思います。自我を持ったキャラクターだけが知る、本当の自分が自由に動くことのできる世界“シャドウ”でのシーンが、時にユニークで時に切なくて泣ける……。U-NEXTでは有料で鑑賞可能ですが、ノーカット版はLaLa TVをチェックして。ちなみに全話を鑑賞したら『女神降臨』(12月現在韓国で絶賛放送中!)の4話にも注目して欲しい。『偶然見つけたハル』ファンなら興奮するワンシーンが待っています!(エディターK) ©2019MBC 『偶然見つけたハル』ノーカット字幕版 2020年12月31日(木)スタート 毎週(月~金)20:00~ CS放送「女性チャンネル♪LaLa TV」(https://www.lala.tv/)にて放送
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『ハイバイ、ママ! 』 幸せだった夫婦に突然訪れた不慮の事故。もうすぐ愛娘に会えると出産を楽しみにしていたチャ・ユリ(キム・テヒ)が交通事故に遭い、自分の命と引き換えに我が子を守ることに。会うことさえ叶わなかった娘ソウが気がかりで、ユリは幽霊となってソウのそばにいることになるのですが、もうこの設定だけでも涙がホロリと頬を伝ってきます。そんなユリが49日間限定で現世に転生することになると、一見ファンタジーストーリーのように思えるのですが、いい意味で期待を裏切ってくる! ラストが近づくに連れて、切ないんだけれど、心が温まるような包容力のあるドラマ。ユリとソウだけでなく、ユリとユリの母との母娘の絆に号泣必至です。そして幼いながら『天国の階段』でのキム・テヒの演技に衝撃を受けた日のことを思い出しましたが、やはり彼女の演技は人の心を動かすパワーがあると思わざるを得ませんでした。テヒが涙を流すたびに自然と泣けてくるので、涙活としてもぜひ!(エディターK) Netflixオリジナルシリーズ『ハイバイ、ママ! 』独占配信中
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『賢い医師生活』 私的には『愛の不時着』『梨泰院クラス』超えの傑作。ソウル大医学部出身のエリート医師5人が主人公。と聞くと、権力まみれの医師モノか…と辟易しそうな方も多いのではと思いますが、全く違います。ソウルの一大総合病院を舞台としてはおりますが、描かれているのは5人の医師たちをめぐるさまざまな日常のエピソード。なので、権力争いもなければ、私の腕すごいのよ的な劇場型手術シーンもない。このドラマにしてみれば、命をかけた大手術も、同僚とのちょっとしたいざこざも、うまく進まない恋ゴコロも、妻から切り出された離婚話も、どれもすべて同じ日常というわけでして。なのに、素晴らしく感動するのは、そのひとつひとつのエピソードをきめ細やかに積み重ねていくうちに、どんどん味わいの深みが増していく演出の妙とでもいいましょうか。友人は良質な素材のみでつくったスープのようと称しておりましたが、回を追うごとに、まさにスープのように、5人と彼らをめぐる人々の魅力がじんじんと染み入ってくる、そんな感じ。医師という職業についた彼らにとって、目の前の命を救うことは、当然の日常です。使命感もスキルも半端なくもちあわせているのに、それを大上段に振りかざすことなく、じんわりじんわり魅せてくれる巧みさ。絶品です。臭くなりそうな話題も笑いというトッピングでさっと軽やかに仕立てるセンスも、この上なく好き。(ライター山崎) Netflixオリジナルシリーズ『賢い医師生活』独占配信中
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『秘密の森』 検察と警察を舞台とする、韓国で大人気のミステリーサスペンス。主人公はミュージカル俳優としてもチケットの取れなさNo.1のチョ・スンウ。かなりな手練れです。彼が演じるファン・シモク検事は、幼少期に受けた外科的治療の代償として感情を失ってしまったという設定。つまり彼の頭脳は何の感情にも左右されることなく、人間の倫理や社会的なルールにだけのっとって正確に働くということ。だから上司の意向や外野にも惑わされることなく任務を遂行できるという素晴らしい能力を持つ反面、感情を共有できない圧倒的な孤独さを秘めているというわけです。その彼が人間味あふれる行動派のハン刑事(ぺ・ドゥナ)とともに謎に包まれる殺人事件の解明に挑んでいく。ミステリーにはミスリードがつきものですが、それが本当に巧妙で「その演出には騙されないぞ!」と用心深く観るものの、観進めるほど、どんどん霧に包まれた深い森へと迷い込んでいく印象。まさに秘密の森。一大権力と対峙したシーズン1も見応えがありましたが、シーズン2は権力の矛盾に深く切り込みながらも、より人間としての在り方をクローズアップしている点が単なるミステリー解きドラマに終わらず、心にビシビシ響きます。特に、終盤のハン刑事に対するシモクへの思いが込められたセリフにはじ~ん。できればシーズン1・2の一気観がおすすめですが、時間がなければシーズン2だけでもぜひ!(ライター山崎) 『秘密の森』シーズン1配信中、シーズン2Netflixで独占配信中
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『恋のスケッチ〜応答せよ1988〜』 私がこれまで鑑賞した数々の韓流ドラマの中で、最も多く見返したのがこのドラマ。脚本はイ・ウジョン、監督はシン・ウォンホ。そう、前出の『賢い医師生活』コンビによる作品。シン・ウォンホは応答せよシリーズ(全3シリーズ)でドラマ作りに初進出し、大ヒットを飛ばしたという強者です。全体を通してヒロインの“夫探し”がテーマとなっているのですが、本作は韓国が軍事政権から解放された翌年、ソウルで韓国初のオリンピックが開催された1988年が舞台。当時流行ったファッションや音楽、家電や文具などのディテールが忠実に再現されているらしく、レトロ感が満載です。ソウルのとある横丁に住む5人の幼なじみとその家族を描いた物語で、「あー、あるある」姉妹編、「それよ、それ」親子編、「そうだった、そうだった」ご近所編など、笑えて泣けるエピソードが随所にちりばめられており、まさにウォンホ監督マジックが盛り沢山。放送当時は、視聴者がヒロイン・ドクソン(ヘリ)の夫候補としてジョンヨル派(リュ・ジョンヨル)とテク派(パク・ボゴム)に分かれて、応援合戦を繰り広げたというエピソードまで! 恋のときめきと、想いが届かない切なさと。「あー、初恋って、いいよね」と胸が熱くなります。主要キャスト以外にも、『愛の不時着』で北朝鮮の人民班長役でいい味を出していたキム・ソニョンと、ジョンファンのママ役のラ・ミランには特に注目してほしい。お腹の底から笑えて、ジーンと心を温かくしてくれる。ドラマを見るごとに毎回ちょっと優しく、ちょっと元気になった自分に出会えること請け合いです。12月現在Mnetのほか、Netflixでも配信中!(ライター山崎) CS放送「Mnet」(https://mnetjp.com/)にて放送中 ©CJ E&M Corporation, all rights reserved.
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『ドドソソララソ』 『アルハンブラ宮殿の思い出』から存在が気になっていたイ・ジェウク初の主演作品とあって、配信を待ちわびていた本作品。タイトルからも分かるように“ピアノ”が物語のキーになっているのですが、主人公のク・ララを演じたAraがとにかくキュート! 財閥のお嬢様ながら天真爛漫で、周囲にいる人をハッピーにする不思議な魅力を持っている彼女に、画面越しからもパワーをもらえます。ララに振り回されるジュン(イ・ジェウク)が可愛くて、今まで見たことのないジェウクの演技にドキドキ! 詐欺に遭い住む家を無くしたララにSNSを通して“ドドソソララソ”と名乗る人物からメッセージが届き、ララが地方のウンポで生活をすることになるのですが、最後まで“ドドソソララソ”の正体に騙されます。ピアノが奏でるときめきのメロディや、田舎特有の温かな雰囲気に癒されるだけでなく、ウンポの住人たちの絆・信頼関係を見ていると「昔ながらの横の繋がりっていいな」と羨ましい気持ちに。コメディとシリアスのバランスが絶妙なのも本作の魅力!(エディターK) Netflixオリジナルシリーズ『ドドソソララソ』独占配信中
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『天気が良ければ訪ねて行きます』 1話だけ観るとゆったりとスローに物語が進んでいくドラマのように思えますが、伏線が多く隠されているので、最初は物足りなさを感じたり、合わないかも?と思っても(私は1話からとても好きだったのですが)、ぜひ3話まで鑑賞を! そこまで観れば、自然とドラマの世界に入り込んでいます。大都市ソウルでの生活に疲れ、故郷に戻ることにしたモク・へウォン(パク・ミニョン)が、長年避けてきた“過去”と向き合っていく。母や叔母との関係性、父の本当の姿など、家族なのに知らずにいた色々な真実と直面することになります。ラブストーリー特有のときめきをしっかり感じさせてくれながらも、シリアスさもあり、ヒーリングパワーもありと、見どころが満載。全員に感情移入ができてしまい、気持ちのジェットコースターが止まりません。そしてなんと言ってもソ・ガンジュンのミステリアスながら天然さを感じさせるイケメンっぷりや、好きな相手になかなか素直になれないお茶目なイ・ジェウクのキュートさに酔いしれる。主人公以外の恋愛模様、人間模様も必見! 私は衛星劇場放映時に録画したものを繰り返し観ておりますが(早く各所で配信して欲しい!)現在はDVDレンタルもあるのでぜひチェックを。(エディターK) Photo : Instagram(@seokj1012)
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