2021.07.22

THE BOYZ 未来へのラプソディ。今輝きを増す、11人の個性

多国籍メンバーで構成する韓国のボーイズグループ、THE BOYZとSPURの"ファースト・コンタクト"。アーティストとして、そして俳優としても着実に成長中の11人が、映画『2001年宇宙の旅』(’68)の世界観に着想を得たファッションシュートに挑戦。フューチャリスティックな装いをまとうTHE BOYZとともに、未来を目指した冒険旅行へ旅立とう。

※₩100=約9.85円です(6月3日現在)。※価格表記のない商品はすべて参考商品となります。

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右:ベスト₩89,000/YIYAE 中に着たシャツ/SU GI ネックレス/SURGERY その他/スタイリスト私物 左:ジャケット/SYSTEM HOMME メガネ/PROJEKT PRODUKT リング(人さし指)/DEWY DESERT リング(薬指)/KEEPBLACK. その他/スタイリスト私物

SUNWOO(右)
低音ボイスを駆使したハイスキルなラップをステージで見せるソヌ。
「パンデミックの影響でTHE B(THE BOYZのファンダムの名称)がいないステージが続いたとき、スランプに襲われたんです。いつもならライブの途中で疲れてもファンたちの笑う姿を見ると力が湧くのに、彼らがいないステージは殺伐として、元気が出なかった。そんな僕たちの気持ちがわかるのか、オンラインでもTHE Bは僕たちを応援し続けてくれました。その気持ちが届いているから頑張ることができます」

Q(左)
力強いパフォ ーマンスと持ち前の明るさでグループを牽引するメインダンサー、Q(キュー)。
「僕はファッション誌の撮影が大好きなんです。ファッションの撮影って、非日常的な世界を表現するために、新しいことに果敢に挑戦することが求められますよね。今回もラフイメージを見せてもらったとき、本当に面白そうで、どうやったらイメージどおりの世界を表現できるのかずっと考えていました。ただコンセプトと合ったポージングを考えるのは本当に難しくて常に悩んでいます。でも難しいからこそやりがいを感じます!」

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右:ジャケット/NAMACHEKO ピアス/AHNI その他/スタイリスト私物 左:ジャケット/WINDOW 00 その他/スタイリスト私物

JACOB(右)
リードボーカルを務めるジェイコブはカナダ出身。
「普段のファッションはストリート系が多くて、スニーカーやチェルシーブーツを合わせたスタイリングが好きです。今回の撮影は僕たちが活動しているイメージとまた違った雰囲気だったので、事前にスタイリストやヘアメイクの方たちと話し合いながら、コンセプトを理解していきました。今までは落ち着いた色合いのファッションが多かったので、11人での色鮮やかで、新鮮なスタイリングが楽しかったです」

SANGYEON(左)
グループをまとめる心やさしいリーダー、サンヨン。メンバーへの思いやりはグループ随一。
「THE BOYZは11人それぞれが個性的な魅力を持っています。これからの活動ではアーティストとしてだけでなく、メンバーそれぞれが演技やバラエティなど、さまざまなプログラムに挑戦していってほしいです。僕自身は料理が好きなので、もっと勉強して、いつか料理プログラムにも出てみたいですね。ステージ以外の他のジャンルにも挑みながら、THE BOYZをより多くの方に知ってほしいです」

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右:中に着たタンクトップ/MAGLIANO ネックレス(2連セットで)/WOOING その他/スタイリスト私物 左:パンツ/KEENKEE リング(薬指)/KEEPBLACK. その他/スタイリスト私物

ERIC(右)
グループの"マンネ"(一番年下のメンバー)エリックはLA出身。愛嬌あふれる仕草や、ファン思いで知られる彼はコロナ以降の生活をこう語る。
「家で過ごす時間が増えたので1日1本は映画を観るようになりました。最近では坂口健太郎さんが出演されていた『君と100回目の恋』を観て、ひとりでベッドで泣いていたんですよ(笑)。以前よりはこうやって趣味の時間を過ごしたり、メンバーたちと一緒にゲームをしています。それも楽しいけど、やっぱり早くTHE Bたちに会って、僕たちのステージをお見せしたい!」

KEVIN(左)
力強い歌声で魅了するメインボーカル、ケビン。持ち前の勘のよさを生かし、ギターやピアノ、多彩に楽器を弾きこなす。
「3月に発表したアルバム『Breaking Dawn』では日本で活動ができなかったので、僕たちがどれだけ日本の皆さんが好きなのか、直接お伝えできないのが残念でした。2019年に東京と大阪でコンサートをしたのですが、そのときにもらったエネルギーを忘れずに今でも大切にしています。だからなるべく早く日本でTHE Bの皆さんと楽しい時間を過ごしたいです」

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ジャケット/WE11DONE パンツ/SYSTEM イヤーカフ/AHNI リング(親指)/KEEPBLACK. その他/スタイリスト私物

NEW
ハスキーボイスと、愛らしいビジュアルとのギャップが魅力のニュー。
「韓国ではさまざまな活動をしていますが、忙しくなればなるほど、日本でも同じように活躍したいという気持ちがどんどん大きくなっていきます。コロナが落ち着いて日本に行けるようになったら、まずはコンサートをしたい! そして、ファンミーティングやハイタッチ会などのイベントなど、直接お会いできる場所に可能な限りたくさん行きたいですね」

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右:中に着たニット/KEENKEE イヤーカフ/DEWY DESERT その他/スタイリスト私物 左:ジャケット・パンツ/Walter Van Beirendonck 中に着たTシャツ/WOOYOUNGMI 靴/AHNI

JUHAKNYEON(右)
天真爛漫で、グルメなチュハンニョン。
「グループ全員で挑んだ、久しぶりのファッション誌の撮影! メンバーが華やかな装いに挑戦できたのはうれしい。ファッション撮影は何かを表現するという点において、普段の音楽活動とあまり差はないと思っています。与えられたテーマに合わせてストーリーを考え、感情を表現する。ファッションは服、音楽は歌とパフォーマンスで具現化するので、それぞれ魅力があると思いますね」

HYUNJAE(左)
楽曲の要であるエネルギッシュな歌声で、パフォーマンスをするボーカル・ヒョンジェ。長い手足を駆使して、モデル撮影も難なくこなす。
「今日のようなファッションシューティングや、ステージ上でも、基本的に立ち向かう姿勢は同じだと思っています。きれいなビジュアルになるように取り組み、誰もが満足する結果を残す。雑誌の撮影でも音楽活動でも最善を尽くそうとカメラの前に立っています。日本での活動がなかなかできない今の状況で、PURさんとファッションを通じて日本の皆さんにお会いすることができてうれしいです」

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中に着たTシャツ/Faith Connexion バングル(手首側から)/S.TREE その他/スタイリスト私物

YOUNGHOON
ドラマ「恋愛革命」(ABEMA TVで配信中)に出演するなど、俳優としても活躍中のヨンフン。
「いつもどおりの活動ができない中でも、ファンの皆さんにさまざまな姿をお見せしようと努力していますし、たくさんのコンテンツを発信していますが、やはり直接皆さんに会えないのが一番残念。今はオンラインでも僕たちがつらくないように、たくさんの応援と愛を送ってくださっているのですが、その気持ちに応えられるように頑張っています。近い将来必ず会えるようなステージを用意するので、その日を楽しみに待っていてくださいね」

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ジャケット/YANG LI その他/スタイリスト私物

JUYEON
涼やかで切れ長な瞳と、鍛え抜かれたボディで魅せるメインダンサー、ジュヨン。クールなビジュアルに反して、天然な一面も。
「近未来的なムードの撮影テーマなので、普段より難しかったですね。表情や姿勢、ポージングも試行錯誤しながら提案しました。どの撮影でも素敵に見せるのは当然ですが、今日は普段はあまりしない目つきをしたり、グローブを使ったポーズをしてみたり。工夫しながらの撮影は刺激的でした。普段から雑誌が好きでよく見ているので、もっとファッショングラビアに挑戦したい」

Interview with THE BOYZ

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次世代グループとして確かな存在感を放つTHE BOYZ。K-POP界の王者になるべく日々驀進している今だからこそ聞きたい11人の本音を率直に語ってもらった。

――映画『2001年宇宙の旅』(’68 )をテーマにした撮影はいかがでしたか?
サンヨン ファッションも演出も未来志向で楽しかったです。個人的に宇宙的な世界観がとても好きなので、今日の撮影は楽しみにしていました。
ジェイコブ 3月に発表した日本オリジナルフルアルバム『Breaking Dawn』も未来がテーマだったんですが、それとはまた違った方向性で楽しめました。
チュハンニョン 前からカラフルなファッションに挑戦してみたかったので、今回、実現できてうれしいです。
キュー 宇宙というコンセプトは初めてだったので、どんな誌面になるのかドキドキしながら撮影に臨みました。
ソヌ ライブの舞台とは違い、撮影は止まりながらポージングをするので難しいです。一枚の写真でどこまで躍動感のある表現をするかを考えながら、カメラの前に立っていました。

――国内外の活動が制限されている今、心境はいかがですか?
エリック THE Bと会えない日が長くなり、その大切さをより感じるようになりました。会えない時間が長くなってきて、恋しさが日々募ります。
ケビン パンデミック下でのオンラインライブを経験したからこそ気づけたのですが、舞台を完成させるのはファンの皆さんの声援やエネルギーなんだとはっきり感じました。だからその大切さを知った分、次に会えたときはよりよい姿をお見せするために、パフォーマンスを磨きたいです。
ジュヨン THE Bに会えないからこそ、僕からエネルギーを送らないと、と思いながらも、つらい時期が長くて心理的に大変な時期もありました。でも最近はまた頑張らなきゃと思い、いつも以上に一生懸命、舞台に立っています。

――逆に今の状況だからこそ新しく挑戦していることは?
ニュー 無観客でやらざるを得ないステージが多いため、オンラインコンサートならではの演出をすることが多いですが、それがすごく画期的で、いい経験になっています。それと新たにラジオ番組のDJを務めることになりました!
ヨンフン 僕も最近「恋愛革命」というドラマの撮影を終えました。今後もいい機会があるかもしれないので、演技の勉強をずっとしています。

――日本に行けるようになったら、挑戦したいことや目標はありますか?
ソヌ これまで直接お見せできなかった僕たちの日本オリジナルアルバム曲をTHE Bの皆さんに披露したいです。
キュー 日本の映画やドラマ、アニメが好きなので、出演してみたいです!
ジュヨン ファッション誌の表紙を飾りたい。SPURでお願いできますか?(笑)
サンヨン THE BOYZでアニメの主題曲が歌えるようになったらうれしいですね。
ヨンフン 今は難しいですが、メンバーたちと日本のいろんな所を旅するリアリティ番組に出たら面白そうです。
ヒョンジェ グループとしての目標は東京ドームでその夢は変わりません。でも今はとにかく一日でも早く日本のTHE Bに会うこと。それが目標です。

Profile
ドボイズ●11人の多国籍メンバーで構成するグローバルボーイズグループ。2017年にデビュー。2021年3月に日本オリジナルフルアルバム『Breaking Dawn』を発表。サバイバル音楽番組「Road to Kingdom」では優勝を果たし、今年4月からの後続番組「Kingdom:Legendary War」では最終回の音源チャート評価で堂々の1位を獲得。今年8月には韓国で6枚目のミニアルバムでカムバック予定。

SOURCE:SPUR 2021年8月号「THE BOYZ 未来へのラプソディ」

photography: Pakbae photography assistant: Jiwon Shin styling: Seyun Ji hair: Jeonghyun Kim 〈Bit & Boot〉 make-up: Jeewon Lee 〈Bit & Boot〉 interview & text : Asaki Kan coordination: Shinhae Song 〈TANO International〉

FEATURE